わたしの「取扱説明書」を作ってみよう!
今回は、自分の特徴理解と他者への障害理解を深めることができる「サポートブック」について紹介したいと思います。
1.サポートブックとは?
学校で作成したことがあるお子様もいると思いますが、サポートブックとは、いわゆる「自己取扱説明書」です。
内容は、
・障害名
・苦手なこと
・自身の特徴
・支援してほしいこと
などを書くことが多いと思います。
何のために作るのかというと、主に「支援者への協力依頼」が目的となっています。
しかし、サポートブックを作っていく過程で、「自分ってどんなことが苦手なのかな」「こうしてもらえばできることが増えるかも」などを知る機会にもなります。
要するに、サポートブックを作ることで「自己理解を深めること」と「他者理解を深めること」ができると考えられます。
2.サポートブックの作り方
「わたしの取扱説明書」や「サポートブック」とインターネットで検索すると、作り方がたくさん出てくると思います。
今回は「どんな内容を書くと伝わりやすいのか」を紹介していきたいと思います。
①自分のいいところや得意としているところ「長所」を書く
まず初めに、障害でできないこと、支援してほしいことを書くことが多いのですが、最初に得意なことを書きます。
長所を書く理由としては、第一印象として「〇〇ができないから、△△をしてください」よりも「××をすることが得意です」と書いてあったほうが、会話につながりやすく、好印象になりやすいためです。
②支援や環境によっては「できるようになること」を書く
こちらを書く理由も①同様です。
できることを書くことに加え、「支援してほしいことを具体的に書く」ことで、お互いの不安感が軽減し、良好な関係を作りやすくなります。
③障害特性を書く
最後に障害で苦手なこと、配慮が必要なことを書きます。
皆さんもご存じかと思いますが、こちらを書くことは相手に自分を知ってもらうために必要なことの一つとなっています。
何が苦手で困るのか、具体的に書くことでわかりやすくなり、配慮しやすくなります。
上記に加えて趣味や性格を書くと、話のきっかけになり、親しみやすくなるのではないでしょうか。
3.作成に使用するもの
ノートや用紙(ダウンロード素材など)と筆記用具があれば、つくれます!
ノートの場合、表紙に絵を描くことで自分だけのオリジナル感が出て持ち歩きやすくなります。
サイズもA5以上であれば見やすく、持ち歩きやすいです。
空いているスペースに、イラストを描き加えたりシールなどでデコレーションすることで楽しく作れるのではないでしょうか。
4.最後に
どの項目も具体的に書くことで、自分自身を分析する機会にもなり、相手によりわかりやすく特徴を知ってもらえるようになります。
小さなお子様は、親御さんと一緒に作ることで、より親密な関係づくりに役立つかもしれません。
完成したサポートブックは、学校の担任の先生に渡したり、ヘルプマークの中に縮小コピーして入れたりして、使ってみてください!
お子様が安心して日常生活を送れるように、少しでも参考になれば幸いです。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
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