塗り絵で得られる効果
「塗り絵には、どんな力が育つと思いますか?」
実は、塗り絵はただ色を塗るだけの遊びではありません。楽しみながら、子どもの成長につながるさまざまな力を育むことができます。今回は、当教室で取り組んでいる塗り絵の活動や塗り絵で得られる効果について紹介していきます。
〇塗り絵で得られる4つの効果

①色彩感覚が育つ
「何色を使おうか」「どの色を組み合わせたら綺麗に見えるか」を考えることで、自然と色彩のバランス感覚が育まれます。また、色の組み合わせを試す中で、感性や表現力の幅が広がります。
②運筆力の向上
枠からはみ出さないように塗ったり、力の入れ加減を変えたりすることで、手指の器用さが高まります。これは、鉛筆持ちやスプーン、箸の使い方、ハサミの操作などの基礎となります。
③集中力の向上
1つの絵を完成させるためにじっくりと紙に向き合うことで、集中力が養われます。最後まで取り組む経験を積み重ねることで、「一つのことに取り組み続ける力」が身につき、学習や日常生活にもつながっていきます。
④達成感を味わえる
最後まで自分で塗り切ることで、「できた!」という目に見える成果と喜びが感じられます。この経験が小さな成功体験となり、自己肯定感や自信を育むきっかけとなります。
〇教室で行っている塗り絵

見本と同じ色を探して塗る「見本塗り絵」、一部分だけを塗ることで達成感を味わうことができる「部分塗り絵」、自由な発想で色を選び、感性をのびのびと表現する「自由塗り絵」など、さまざまな種類の塗り絵を用意しています。お子さまの発達段階や目的に合わせて取り組んでいます。
はみ出さずに塗ることが苦手なお子さまには、枠線にボンドをつけて少し立体的に浮き上がらせた「ボンド加工の塗り絵」を用意しています。手が止まりやすくなるため塗る範囲を意識しやすくなり、はみ出しを減らすことができます。
〇「できた!」を増やす声掛けの工夫
せっかくの塗り絵も、「はみ出さないで」「この色はおかしいよ」と指示ばかりされては、子どものやる気は消えてしまいます。
そこで、自信に繋がるよう以下のような声掛けを意識しています。
①結果だけでなく、「過程」を褒める
「枠の中におさまったね」だけでなく、「力強く塗れたね」「最後まで諦めずに白いところを塗れたね」と、頑張った行動そのものを言葉にして伝えます。
②色の選択を肯定する
ピンクのライオンがいても、青いバナナがあっても大正解です。「綺麗なピンクだね!」「かっこいいバナナになったね!」と受け止めることで、自己表現する楽しさを守ります。
〇まとめ
塗り絵には、色彩感覚や運筆力、集中力を育み、「できた!」という達成感を味わえるなど、お子さまの成長につながる多くの効果があります。一人ひとりの発達や興味に合わせた塗り絵に取り組み、「できた!」という成功体験を積み重ねることで、自信や意欲を育んでいきます。これからも、お子さまが楽しみながら成長できる活動を大切にしていきたいと思います。
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「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。
