子どもへの声かけのヒント
こんにちは。オレンジスクール小岩教室です。新緑の爽やかな風が吹き抜ける季節となりました。進級・進学から1ヶ月が経ち、子どもたちは新しい環境やスタッフにも少しずつ慣れ、教室にはたくさんの笑顔が見られるようになっています。
さて、皆さんはアドラー心理学をご存じでしょうか。いろいろな点で私の子どもとの関わり方において参考になる示唆を与えてくれました。この通りに行動することは難しいですが、子どもに対する接し方のスキルとして学ばせてもらいました。日々の関わり方のヒントとして読んでいただければと思います。

【アドラー心理学に学ぶ】発達障害のお子さまの 「やる気」と「学習に向かう力」を伸ばす心の育て方
子どもが学校の勉強につまずいているとき、親として焦る気持ちや不安になるのは当然のことです。特に発達障害やその傾向があるお子さまの場合、「どうして皆と同じようにできないの?」「どうすれば学習に向かう力が伸びるの?」と悩むことも多いでしょう。 アドラー心理学では、人間のすべての行動には「目的」があると捉えます。そして、人が前を向いて進むために最も必要なのは、他者からの評価ではなく、自分には困難を乗り越える力があるという「困難を克服する活力(勇気)」です。お子さまの成績を伸ばすための鍵は、勉強を強制することではなく、この「勇気づけ」にあります。今日から実践できる3つのコツをご紹介します。
1.「ほめる」のではなく「勇気づける」
ほめ方にもいろいろなほめ方があります。ほめられ続けた子どもは、「評価されること」が目的になり、評価されないと動かなくなってしまうからです。 大切なのは、結果ではなく「プロセス(過程)」や「存在そのもの」に注目する「勇気づけ」です。
・ ×「100点取れて偉いね」(結果への評価)
・○「毎日机に向かって頑張っていたね」「点数が上がって、お母さんも嬉しいよ」(プロセスへの共感と主観的な感謝)
「自分の努力を見てくれている」という安心感が、次のステップへ進むエネルギーになります。
2.「課題の分離」で子どもの自立を促す
「勉強しなさい!」と言い続けることは、アドラー心理学が最も戒める「他者の課題への土足での介入」にあたります。勉強をするかしないか、その結果を引き受けるのは誰か。それは親ではなく「子ども自身の課題」です。親が先回りしてレールを敷きすぎると、子どもは「自分の人生を自分でコントロールしている」という感覚(自己決定感)を失ってしまいます。 親の役割は、命令することではなく「あなたが勉強したいとき、いつでも手伝うよ」という援助の姿勢(いつでも 味方であること)を示すことです。
3.「不完全である勇気」を持ち、小さな進歩を認める
発達障害のお子さまは、得意なことと苦手なことの差が非常に激しいのが特徴です。平均や周囲の基準に当てはめて 「できない部分」ばかりに注目(減点方式)していると、子どもの勇気はくじかれてしまいます。
大切なのは、昨日のその子自身と比べること。たとえ1問しか解けなくても、「昨日より集中できたね」と事実を認めます。親自身も「完璧な親・完璧な子ども」を目指さない「不完全である勇気」を持つことで、心のゆとりが生まれ、子どもの小さな変化や得意分野の輝きに気づけるようになります。
共同体の中で「自分は役に立っている」「ここにいていいんだ」という貢献感と所属感を持てたとき、子どもは自ら学び、成長しようとする本来の力を発揮し始めます。学習に向かう力を伸ばす一番の近道は、学習環境を整えつつ、家庭を世界一安心できる「勇気の充電場所」にすることなのです。
お読みいただきありがとうございました。学校生活は社会生活とつながっています。学校では計画されたハードルを跳んでいくのですが、それよりももっと広い社会に出れば、至る所にハードルがあります。跳べないハードルの前で立ち止まったり、つまづいたりした時に「前に一歩ふみだす勇気」がもてるような、そんな声がけができるよう、子どもたちに接していきたいと思います。(HN)

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