ちくふわ言葉とコミュニケーション
こんにちは、オレンジスクール青葉台教室です。
以前、「お友達とのコミュニケーション」という記事で「『ふわふわ言葉・ちくちく言葉』一覧表」をご紹介しました。
子どもたちもこの表を見て、「『ありがとう。』はふわふわ言葉!」「『あっちいって。』はちくちく言葉だから、言っちゃダメ。」や、ちくちく言葉を言った瞬間に「あ・・・。」とちくちく言葉を使ってしまったことに気づくなど、様々な反応を見せてくれています。
ただし、ふわふわ言葉やちくちく言葉はこの表に載っている言葉以外にもたくさんあります。
相手の気持ちを想像することが難しいという特性を持つ子どもたち。子どもたちの中では、「どれがふわふわ言葉で、どれがちくちく言葉なんだろう?」「何を言ったら相手は嬉しくて、何を言っちゃうと相手は悲しくなるの?」といった疑問が生まれます。
その疑問を解決するために、一覧表とは違う新しい表を用意しました。
今回はその「ちくふわ点数表」をご紹介します!
ちくふわ点数表
「ちくふわ点数表」、正式名称は「ちくちく言葉・ふわふわ言葉点数表」です。
日にちの欄には子どもが利用する日にちを記入します。
スタートのところには、その子の持ち点(最初は100点からスタート)を記入し、【ちくちく言葉を使ったら、-1点】【ふわふわ言葉を使うことができたら、+2点】と計算しています。
また、ちくちく言葉・ふわふわ言葉の欄には子どもたちがそのとき使った、使ってしまった言葉を記入します。
「バカ。」と言ってしまったら、その場でちくちく言葉の欄に【バカ】と記入し、【バカ】はちくちく言葉であること、言われた相手は悲しい気持ちになることを子どもたちには説明します。
「ありがとう。」と言えたときには、ふわふわ言葉の欄に【ありがとう】と記入し、【ありがとう】はふわふわ言葉であること、言われると嬉しくなることを伝えます。
これらは職員が記入する場合もありますが、子どもたちの中には自分で気づき、枠の中に書き込む子もいます。これにより、どの言葉がちくちく言葉でどの言葉がふわふわ言葉なのかより実感することができますね。
そして、視覚からもすぐに分かります!
ちなみに、この「ちくふわ点数表」は、以前にご紹介した「オレンジカード」の裏面に貼っています♪
オレンジカードに【ちくふわ点数表が110点になった!】等と具体的な点数を目標として立てることで、子どもたちもオレンジカードにスタンプを押してもらうために「ちくふわ点数表」のことを意識することができます。
これらはまだ始めたばかりの取り組みのため、中にはスタンプ欲しさに頑張る・・・という子もいますが、これが習慣となって子どもたちの人間関係がより豊かなものになればと願っております。
何を言えば相手は嬉しくなるのか、何を言えば相手は悲しくなってしまうのか。これを常日頃から意識することは子どもたちにとって難しいことですが、少しでも子どもたちがお友達と楽しくコミュニケーションを取れるように今後も支援を続けていきます。
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