読字を負担に感じるお子さまへの学習支援

こんにちは。オレンジスクール鶴見教室です!
桜が咲き始め、春の訪れを感じられる季節が参りました。
卒業や進級、そして新年度への準備、本当にお疲れさまです。
新しい出会いや環境の変化にさまざまな気持ちを抱かれることと思いますが、オレンジスクールは皆さまのさらなるご活躍を祈っております。
さて、今回は、
「文章問題は好きじゃない」
「一文字ずつは読めるけれど、単語や文章になると意味が入ってこない」
「音読すると、どこを読んでいるか分からなくなる」
といった、文字や文章を読むことに負担を感じているお子さまへの支援方法についてお伝えしたいと思います。
読字がむずかしい理由
【意識が移りやすい】
文章や行の読み飛ばし:意識がほかに移りやすいため、行を飛ばしたり自分の読みやすいように変えて読んでしまい、文章の意図がつかめなくなることがあります。
集中力の維持: 長い文章になると最後まで集中が持たず、内容を理解する前に疲れて頭に入りにくくなります。
【言葉から想像しづらい】
想像力:文字や単語ごとでは読めるけれど、単語が繋がって文章となった場合に情景がイメージしずらく理解が難しくなります。
読める「学校、近く、河川敷、春、桜、咲く、見に、行きたい」
難しい「学校の近くにある河川敷は春に桜が咲くから見に行きたい」
【眼球運動の苦手】
目で追う難しさ: 目をスムーズに動かすことが難しいため、文字を読んでいてもどこまで読んだか、次はどの行を読むのか分からなくなることがあります。
焦点の切り替え: 教科書からノート、問題文から解答欄等への視線を移す際に、焦点を合わせることに時間がかかる傾向があります。
【見え方の特性】
見え方による疲労:視力は十分にあるけれど、文字や文章を読む際に重なったり、歪んで見えたりする場合があります。
以下のような読みずらい文字を正しく処理する過程で脳に負荷がかかるため、しんどさを感じやすいです。
※重なって見える文字(左)と歪んで見える文字(右)

読みやすくする方法
【カラーバーの使用】

カラーバーはレンズの中央にある着色されたラインに文字を重ねることで、読む行が強調されます。
一度に取り込む文字数を調節できるため、上下の行との混同や、視線のばらつきを防ぐことができます。
適度に文字が拡大されることも読みやすささに繋がっています。
【分かち書き・斜線】
文節や単語の間に空間を入れる、斜線で区切ることで、文のまとまりが捉えやすくなるため通常の文章よりも誤読が減り理解しやすくなります。
通常の文章:「学校の近くにある河川敷は春に桜が咲くから見に行きたい」
分かち書き:「学校の 近くに ある 河川敷は 春に 桜が 咲くから 見に 行きたい」
斜線で区切る:「学校の/近くに/ある/河川敷は/春に/桜が/咲くから/見に/行きたい」
【色分け】

注目して欲しい文字や言葉がある場合には、マーカーペンで線を引くと際立たせることができます。
教室では算数の文章題で「全部でいくつ?」「のこりは何個?」等、立式に関わる言葉に色付けをして視線を誘導しやすいようにしています。
【フォント・文字サイズの工夫】
UD(ユニバーサルデザイン)フォントは文字同士の間隔が広めに設定されていて文字の太さが一定なことから、誰もが見やすいデザインと言われています。見た目が似ている文字(「き」と「さ」、「は」と「ほ」)や、濁点や半濁点が付く文字等の見分けがつきやすいよう作られているので、これに文字サイズの調節も加えて使用できるとより負担を緩和することができます。
【音声で読み上げる】
見え方に特性がある、または聴覚優位のお子さまには音声として情報を取り入れることで読字への難しさや疲労感を軽減することができます。
文章を代わりに読み上げて、お子さまには発音や単語の区切りを確認しながら聞いてもらえると文章への理解も深まります。
おわりに
今回は文字や文章を読むことに対して負担感を抱いているお子さまへの学習支援についてご紹介しました。
ご家庭でもお試ししやすい内容ですので、もしよろしければご活用ください。
次回は、遊びを通してお子さまの眼球運動や目と手の連携を鍛えられる練習(ビジョントレーニング)についてご紹介したいと思います。
鶴見教室では今後も、お子さまに寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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