おもちゃのご紹介~他者に興味を持つ、自己表現、手先のコントロールに是非!~
オレンジスクール鶴見教室では療育のお時間にお子様達の得意なことや苦手なことに合わせて支援が行えるよう、様々な玩具や工作道具等をご用意しており、昨年の12月に新しい知育玩具や手指のトレーニンググッズを購入いたしました。
今回はその一部の玩具と知育効果についてご紹介させていただこうと思います!
オトマネ
こちらのゲームは出題者が音真似している音(オノマトペ)をヒントに、回答者は場にある写真カードの中から正解を当てて、より多く当てられた人の勝ちというカルタのようなルールのカードゲームです。
(オノマトペ:自然・動物等の音や声を模した言葉)
オノマトペは日常会話において、自然な会話を成り立たせるための重要な要素の一つとされており、文章でも状況をより分かりやすく表現するものとなっております。
オノマトペは感覚的な言葉なので、想像することが苦手なお子様にはイメージがしづらく、使い分けが難しいため、覚えるのに苦戦されるお子様も少なくありません。
こちらのカードゲームでは楽しく遊びながら、オノマトペ(擬音語・擬声語等)を身につけることができます。
また、音や様子の捉え方は人によってそれぞれあるため、他者との捉え方の違いにも気づくことのできる玩具となっております。
自己紹介クイズゲーム(佐藤です。好きなおにぎりの具は梅です。)
こちらのカードゲームでは引いたお題カードに書かれたテーマについて順番に自己紹介をしていく「自己紹介タイム」と、参加者の自己紹介内容を覚え、クイズとして出題し、当て合う「クイズタイム」があります。
クイズに正解すると1ポイントを獲得することができ、沢山のポイントを獲得した人が勝ちとなります。
自己紹介が苦手だったり、初対面の人にとても緊張してしまうお子様達もいらっしゃるため、このゲームはお互いを知るきっかけになり、遊びの中で自己紹介を行うことで、構えずにお話することができるゲームとなっております。
また、相手の名前を覚えることが苦手な方でも、ご自身の自己紹介の際、自己紹介と併せて名前も言うため、遊んでいるうちにお互いの名前を自然に覚えることができます。
また、初対面の方とのコミュニケーションツールとしてだけでなく、仲の良いお友達同士で遊び、改めてお話をしてみると、相手の知らなかった一面も知ることができ、より一層仲を深めることができるゲームです。
短所を長所に変えたいやき
中にはたい焼きの形のカードが入っており、裏表にはそれぞれ「短所」と「長所」を表す言葉が書かれております。
裏表に書かれている短所と長所は同じような意味合いとなっており、見方を変えた時の言葉となります。
こちらはいくつか使い方や遊び方がありますが、一番わかりやすい遊び方はカルタのようにして遊ぶ方法です。
カードには読み札と取り札の2種類あり、イラストが描かれている方のカードが取り札となっているため、まずは長所が書かれている「なりたいやき」の方を場に広げます。
読み手の方が、短所(やめたいやき)とその言葉を使った例文を読んでいき、長所に言い換えた時の言葉が書かれているカードを場から探します。
勝敗についてはカルタのルールと同様で、より多くのカードを獲得した人の勝ちとなります。
中高生になると、作文や書類等で、自身の長所や短所を書く機会が増えてまいります。
「自分の良いところなんてないなー」「短所は見つかるんだけど…」といったお言葉をよく耳にします。
どうしても短所ばかりに、目が行きがちになってしまいますが、こちらのカードではご自身の短所だと思っていた部分から、ご自身の長所を確認することのゲームとなっております。
バウンス・オフ!
こちらの玩具は2人または4人で遊ぶことのできる、テーブルアクションゲームとなっております。
ルールは2チームに分かれ、ランダムで引いたお題カード通りに、トレイにボールを並べることができたチームの勝ちとなります。
必ずボールをワンバウンド以上させて、トレイに投げ入れなければならないため、テクニックのいるゲームとなっております。
カードには簡単なレベルと、少し難しいレベルの2種類のカードがあるため、お子様に合わせて難易度を調節することができます。
ボールを投げる際には、腕や手首のコントロール力だけでなく、併せて目の働きも必要となります。
こういった様々な体の部位を一度に動かす運動を協調性運動と言います。
同時に体を動かすことが苦手なお子様も、遊びながら協調性運動のトレーニングを行うことができます。
また、人と競い合うことが苦手なお子様もこの玩具ではチーム戦ができるため、気軽に楽しむことができます。
協力して、早くカードの絵柄通りに、ボールを並べるもよし、相手チームの邪魔をするのもよし、大変盛り上がるゲームです。
手指のトレーニング器具
お子様の中には字を書く際に、指先に思ったように力を入れることができなかったり、コントロールが難しく、文字が崩れてしまうお子様がいらっしゃいます。
ペンを保持する際の安定感を高めるためには、握る力や指先を伸ばす力が必要となるので、上の写真のようなトレーニング器具を使うこともあります。
握力のトレーニングは左のピンクの器具を使い、指先を開く力は右のグレーの器具を使用し、それぞれの筋肉を鍛えることができます。
下の写真の器具では、指によって重さの調節もできるため、個々の指の力を高める場合のに適しております。
そして、指先を使うことは脳の活性化にもつながるので、読書やテレビを見ながらも行うことができるので、ご自宅でのトレーニングにもお勧めです。
最後に
上記でご紹介した物の他にも、お子様の成長を促す知育玩具は沢山ございます。
是非、お子様の成長を促す知育玩具をご家庭でも、試されてみてはいかがでしょうか?
オレンジスクールでは今後も、お子様達に寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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