就学前支援~ことばの学習編~
こんにちは。オレンジスクールピコ溝の口です。
「語彙が少ない」、「ひらがなが覚えられない」、「会話のキャッチボールができない」等、言葉に関するお悩みをお聞きすることが多いです。
そのため、お子さまの発達段階に合わせて言葉の理解力や表現力、文章力などを身につける学習を実施しています。
名前を覚えよう
ひらがな(文字)が読めるようになったお子さまには、「ことば」の学習を通して言葉数を増やしていく学習を行います。
まず、最初は、普段の生活の中にある物や実際に見たことあるもの等、子どもたちにとって身近に感じているモノの名前から学習していきます。
実際に絵カードを見せて、
「このくだものの名前は何ですか?」と子どもたちに聞き答えてもらいます。
モノの名前を覚えていくことで、自然と語彙数も増え、コミュニケーションスキルを向上していくための基盤を作っていきます。
仲間分け
一通りモノの名前を覚えたら、次は上位概念の学習として、仲間分け(分類)の学習を行います。
始めは、
「どうぶつの仲間はどれかな?」と分類する内容(上位語)を指定して、提示した絵カードの中から子どもたちに選択をしてもらいます。
たくさんのカードから選ぶことが難しいお子さまに対しては、「いちごはどうぶつの仲間とくだものの仲間どっちかな?」と具体的に分類するカードの名前(下位語)と上位語を伝えていき、選択してもらいます。
最初は、概念理解が難しいお子さまも何度か繰り返し学習していくことで、
仲間分けの仕組みが理解でき、単純な仲間分けだけではなく、
「トマト」と「いちご」と「たこ」は「あかいろの仲間」、「きりん」と「バナナ」と「パイナップル」は「きいろの仲間」等、更に自分たちで分類できる仲間を探し出すことができるようになります。
二語文の獲得
ものの名前(ことば)を覚え概念の理解ができるようになったら、次は二語文、三語文…といったかたちで文を組み立て、文章として表現していく学習を行います。
その際には上記で学習したことを活かし、ものと概念との結び付けをしていきながら文章を組み立てていきます。
まず、実際に生活の中で見られる場面や子どもたちが実際に行う場面を下記の画像のようなイラストで提示し、どのような場面であるのかをお子さまに想像してもらいます。
次に語群の中から、場面(イラスト)にあった言葉を選択していき、文章を作っていきます。
<例> 「はを みがく」 「ごはんを たべる」
「○○を △△する」
○○の部分は「動詞を修飾する言葉」
△△の部分は一般的に「動詞」と言われる部分です。
上記の画像のように、記号であてはめる箇所を示しながら、一つの文を子どもたちと一緒に作っていきます。
思ったことをなかなか言葉にして表現することが難しかったり、言いたいことが相手に上手く伝わらなかったり、、、
そのようなお子さまの不安を少しでも解消するためには、文章構成の基礎を学んでいくことで、他者に対して自分の考えや意見を言葉で上手に伝えることができるようなコミュニケーション能力の構築へと繋げていくことができます。
文の組み立ては、言葉の発達がゆっくりなお子さまにとっては難しい課題でありますが、主語や動詞等のことばを覚えていくことや読む力を身につけていくことで、子どもの表現力は確実に向上していきます。
自宅でできる言葉あそび
①しりとり
しりとりは単語とそモノの連想を二つ同時に行える言葉遊びです。ゲーム感覚で楽しめるのも良い点ですが、親子のコミュニケーションツールの一つになりますね。
②連想ゲーム
「あ」から始まる言葉を連想して、答えていく言葉遊びゲームです。
子どもたちが今どのくらいの言葉を知っているのかも確認できますね(*^-^*)
少し応用すると、「い」から始まる食べ物など更にお題を出すと、より多くの知恵を引き出すことができます。
ぜひ、ご家庭で試してみてください。
オレンジスクールピコではお子さまの発達段階や、認知特性に合わせた支援をご提案させていただきます。
お子さまのご様子で気になることがございましたら、いつでもお気軽にオレンジスクールピコにお問い合わせください^^
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。