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今日のピコ溝ノ口教室(児童発達支援)

今日のピコ溝ノ口教室(児童発達支援)デジタルデバイスが与える影響

デジタルデバイスが与える影響

お子様の落ち着きがなかったり、泣き止まなかったりなどで動画を見せたり、スマホを渡したりなどしていませんか。

近年、デジタルデバイスの普及による影響のひとつとして、子ども達の発達遅滞が問題となっております。

また、そういった発達遅滞は、障害の有無に関わらず起こるようになってきています。

多くは、親と子のコミュニケーションの低下や運動分野の活動減少が影響していると考えられています。

ただし、デジタルのすべてが悪いといったわけではありません。

デジタル文化とうまく付き合っていくことが今後必要と理解していることが大切なのです。

5歳未満の発育において

WHOの「5歳未満の子供の身体活動、座りっぱなしの行動、睡眠に関するWHOの新ガイドライン」では、5歳未満のお子様が活動や睡眠をするにあたって推奨される時間などの事項が定められています。

また、その新しいガイドラインには、「スクリーンタイム」といった、いわゆるテレビやゲーム、スマホといわれるようなデジタルデバイスの制限の記載もされました。

これは、「スクリーンタイム」といった時間が”子ども達の心身の発達に影響を与えるため、制限をかける必要がある”ということが世界規模で推奨されているということなのです。

デジタルデバイスが与える影響は一体、どのようなものがあるのでしょうか。

影響

デジタルデバイスの過剰視聴による影響は大きくあるようです。

その①視力の低下

ブルーライトを浴びることや、近くの1点だけを見続けることでピントを調節する筋肉が凝り固まることによる近視や視力低下が考えられます。

ブルーライトとは、スマホやタブレットなどデジタルデバイスの画面から発せられる光のことで、人が見ることの出来る可視光線の中で最も波長が短くエネルギーの高い光です。

この光が目のなかにある角膜や水晶体を通り抜け、網膜までたどり着き、目や身体に大きな負担をかけると言われています。

これらを抑制し改善していくには、ブルーライトカットの眼鏡の着用や、ブルーライトカットのフィルムを使用することが重要と言えでしょう。

また、筋肉の凝りをやわらげたり、目の動きをコントロールする力を養うためのビジョントレーニングも紹介していますので、お子様とぜひやってみてください。

その②体力の低下

デジタルデバイス、いわゆる電子端末は基本的に室内での操作となると思います。

長時間熱中をしてしまうことで、外遊びの時間が減り、運動をする機会が失われる可能性もあるのです。

身体を動かすことの大切さやどういったことをしていくのが望ましいかについては「感覚統合について」をご覧ください。

その③知能(言語能力)の低下

東北大学の研究によれば、テレビを観る時間が長い子どもほど、脳の「前頭極皮質」と呼ばれる部分で灰白質の量が多くなり、言語能力の低下につながるとされています。

また、ToMMoの研究では、デジタルデバイスを見たことで「コミュニケーション(喃語・発声・理解)」「問題解決(学習等)」の領域に影響があるとわかりました。

お子様の言語能力及び知能の面でお困りごとがありましたら、デバイスから距離を置きこちらの記事「言葉を育てよう!」を参考に関わり方を見直してみてはいかがでしょか。

その④社会性・感受性の低下

電子端末に熱中をしていると、生身の人間と触れ合ったり関わったりする機会が減ってしまいます。

子どもだけに関わらず、人間は人と人とのコミュニケーションの中でアイコンタクトや表現方法等を学んでいく生き物です。

また表現方法だけではなく、人と人とが関わることで生まれる様々な感情は感受性を育み、自分の気持ちの理解だけでなく相手の気持ちの理解にも繋がっていきます。

乳幼児期・幼児期は特に、そういったコミュニケーションの基盤となる関わりが育つ大切な時期となりますので、電子端末との会話ではなく、生身の人間との関わりが非常に大切となります。

お子様の社会性や感受性にお困りなことがありましたら、こちらの「自分の気持ちと相手の気持ち」をご覧ください。

私たちのすべき関わり

子どもの身体活動を改善していくことが、その子の身体的・精神的健康・幸福をより一層に与えることが分かりました。

私たちが本当にしなければいけないのは、子ども達に”遊び”という身体活動を取り戻してあげることかもしれません。

睡眠時間を守りながら、長時間のスクリーンタイムや座りっぱなしの時間ではなく、アクティブな遊びに移行し、そのほかにも読書や読み聞かせ・歌・パズル等を用いることも大切だということです。

子どもの”今”ばかりに目を向けるのでなく、その子の将来のために必要な関わりは何なのかを考えることが大切なのかもしれません。

デジタルデバイスとの付き合い方

デジタルデバイスのすべてが「悪」というわけではありません、今の時代には切っても切り離せないモノとなり、日常でも社会でも必需品となっています。

また、お子様にとってはデジタルデバイスを通じて、得る情報により興味の幅を広げたり、楽しみを見つけることもあるでしょう。

そういったデジタルデバイスとうまく付き合っていくためには以下の4つを意識してみましょう。


  • 食事中は携帯電話等を手元に置かない、就寝時はベッドルームに置かない
  • 絵本やボードゲームなど、昔ながらの子どもの遊びを勧める
  • デジタルデバイスは「20-20-20のルール」を実施する。(20分間デジタルデバイスを見た後は、20秒目を離し、20フィート(約6m)離れたところを見る
  • 子どもにとって見やすい角度にスクリーンを設置する(高さは慎重に合わせて、角度は垂直から15度うしろに倒す)

まとめ

今回は、デジタルデバイスが与える子どもへの影響についてご紹介をしました。

昨今、日常的になってきたデジタルデバイスは私たちの生活から切っても切り離せない存在となりましたが、我々に与える影響は良くも悪くも大きくあるようです。

子ども達が成長していく中で大切なことは、アクティブな身体運動、対人とのコミュニケーション、と言った、ごく自然な環境で生まれるありきたりな場面を通して、さまざまな経験をしていくことです

これを機に、デジタルデバイスから距離を取り、お子様と一緒に身体を動かしたり、何かを感じ得る時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室

【TEL】044-822-2221

【MAIL】pico-mizonokuchi@orangeschool.jp

【問い合わせ】児童発達支援 オレンジスクールピコ溝ノ口教室

【アクセス】田園都市線「溝の口」駅 徒歩9分

JR南武線「武蔵溝ノ口」駅 徒歩9分

田園都市線「高津」駅 徒歩9分

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