「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日のピコ東戸塚教室(児童発達支援)

お子さまの物へのこだわり

こんにちは。オレンジスクールピコ東戸塚教室です。

昨年は大変お世話になりました。本年も精いっぱいやらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、気持ち新たにスタートした2019年も、早いもので半月が経ちました。年末に大掃除を行ったけれど、年始のバタバタで片付ける暇がなく、また物が増えてきてしまった…!というご家庭も多いかもしれません。

 

そこで本日は物へのこだわり、特にお子さまが作った工作・作品をどうするかということにスポットを当ててお話したいと思います。

 

作った工作や作品をどうするかという問題

おもちゃのブロックや段ボールで作ったお子さまの作品。一生懸命作ったことが伝わってくると、ずっと取っておきたい気持ちになりますよね。何よりとても可愛らしいと思います。

 

ですが実際は、作品を永遠に取っておけない事の方が多いです。

ブロックであれば、別のお子さまが使うかもしれませんし、段ボールの作品は保管場所の限界があります。どうしても作った作品を壊したり、捨てたりしなければならない時が来るでしょう。

 

お子さまの許可なく作品を壊してしまうということは、不安や混乱に繋がることがあります。

 

「せっかく作った作品を、どうして壊さなくちゃいけないの?こんなに上手にできて、先生も褒めてくれたのに!」

 

そう思うのも無理はありません。実際にお子さまが作ってくれた作品はとても素晴らしいものです。親としてもできれば壊したくないですよね。

 

混乱や不安を除く取り組み

それではお子さまが作った作品をどうするか問題について、声掛けの仕方や対処法のアイディアをご紹介いたします。

これらの大切なポイントは「事前にお子さまから了承をとっておくこと」です。

 

◎ブロック作品を壊さなければならない時

「お友達が使うから、明日になったら片付けさせてね。その代わり、今日は壊さずに置いておいてあげる!」

→壊すタイミングを事前に予告しておいてあげます。

 

◎物の定位置が決まっていて、動かすことに抵抗がある

「普段はここに置いておくね。でも、お掃除の時だけは移動するよ。お掃除が終わったら、必ずもとの場所に戻しておくからね。」

→動かされてしまっても、ちゃんとお掃除が終わったら元の場所に戻ってくる安心感を生むことができます。

 

◎物がどんどん増えてしまう時

・「1個新しい作品を置く代わりに、1個捨てよう。どれを捨てようか?」

選んでもらうことにより、お子さまも納得しやすくなります。

 

・「作った作品でとっておくのは1個だけ」というルールを決めてしまってもいいかもしれません。

 

・「作品ボックス」を作って、いっぱいになったら捨てるルール子どもと決める

捨てなければいけない基準が目で見て分かりやすいです。

 

・「写真に収める」現像した写真をお子さまに確認してもらってから、思い切って捨てましょう。撮った写真は作品アルバムとして残しておいてもいいかもしれませんね。

 

以上、声掛けや対処法の一例でした。

これらの声掛けや対処法で一番大切なことは、お子さまの了承を得てあげることです。お子さまの気持ちを汲み、一緒に捨てるタイミングやルールを決めるなどして対処法を探してあげてください。

 

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