立体図形の学習
緑が深まる季節になり、夏めいた空も広がるようになってきました。先日は今年初の真夏日を観測した日もありましたね。
体がまだ暑さに慣れていない中、五月の連休も明けて疲れが出てきやすい時期でもありますので、水分補給をしたり、着るものを調節したりしながら元気に過ごしていきましょう。教室を訪れる子どもたちは半袖の子も増え、涼しげな様子です♪
今回は、立体図形の学習の進め方についてご紹介します。
立体図形の学習をする際には、紙の上に書かれた図から、実際の形をイメージして考えていくことが求められます。
しかし、空間的に形を認識することを難しく感じる子どもも多くいるため、わかりやすいような工夫をしていきます。
立体図形を知ろう
まずは、立方体や直方体といった形から考えていきます。
図形の問題では、『辺』や『面』、『頂点』といった図形の部分を指す言葉や、『垂直』『平行』といった仕組みの部分を指す言葉など、聴きなれないワードがたくさん出てきます。
特に、垂直・平行という関係や、辺と面は混同してしまうことも多いため、一緒に取り組みながら「『面』は平らなところだね。『辺』は、線の部分を指す言葉だね」と言葉をわかりやすくして解説していきます。
また、問題の図形と同じ形を手に取れるようにして扱ってみることも大切です。
面や頂点にしるしをつけ、回転させてみたり、触ってみたりしながら考えていき、立体物に対するイメージを頭の中に描けるようにしていきます。
立体図形と展開図
展開図を組み立てて考える問題の場合も同様に、はじめは同じ形の展開図を実際に作ってみて、手に取れるようにして考えていきます。
組み立てた際に、どの面が向き合うようになるのか、どこの頂点同士が接するのか、目で見て、手を動かして考えることで、頭も活発に働きます。
形が変わると、体積を求める際の『高さ』がどこかを見極めるのが重要なポイントになります。
これも、組み立ててみて目で見えるようにすると、一目瞭然でわかりやすくなりますね。
組み立てて気がついた高さの部分と、広げたときの部分はどこと一致しているのか、理解を深めていくことができると、図形に対する苦手意識も少し軽くなりますね!
学年が上がっていくと、円柱や角柱、さらには錐体といった、いろいろな形が登場してきます。
円柱では、円の面積や円周の長さ、角柱では底面の面積を求める際のそれぞれの公式を使う必要がありますね。
ひとつひとつ振り返り、躓きをなくしながら身に着けていきましょう!
遊びながら立体に触れる
ブロックや積み木で遊ぶことも、立体の図形に親しみを持つ良いきっかけになります。
遊びながら、立方体や角柱を作り、それがどんな形をしているのか、どんなパーツを使って作ったのかを体験の中から学ぶことによって、それが学習の場面でも活かされるようになっていきます。
遊びや、生活の中で体験したことは、学習の中にも大きな影響をもたらしてくれます。
教室に来る子どもたちにとっても、様々な経験をしながら生活に必要な学力をつけていくことができるよう、今後も工夫をしながら取り組んでいきたいと思います。
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