「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の小岩第2教室(放課後等デイサービス)

勝ち負けへのこだわり

皆さん、こんにちは。

9月ももうすぐ終りですね。ご覧いただきありがとうございます。

発達障がいを持つ児童の養育者の皆様に向けて、今回は小学生の勝負への執着についてお話しいたします。お子さんの成長や発達にお役立ていただければ幸いです。


勝負への執着が強い児童に対するサポート方法について

小学生の勝負への執着が強い児童に対するサポート方法について、以下のようにまとめました。

「勝つこと」に執着する児童の特徴は、相手の気持ちを読み取ることが苦手で、自分自身をコントロールする力や気持ちを切り替える力が弱いことです。そのため、勝ち負けのあるゲームで不利になると途中でゲームのルールを勝手に変えてしまったり、負けてしまうと感情をコントロールできずに泣いたり、相手を攻撃することもあります。

このような児童をサポートするためには、以下の方法が効果的です。


サポート方法

まず、勝敗のない活動を取り入れることが重要です。勝ち負けに執着してしまう児童にとっては、勝ち負けのない活動を通じて他の楽しみや目標を見つけることが大切です。たとえば、単純な遊びやチームワークを重視した活動などが適しています。

また、その活動の目的を明確にすることも重要です。目標やルールを共有し、児童が何を学び、どう成長することが期待されているのかを説明しましょう。これにより、勝敗だけでなく、他の価値や成果にも注目できるようになります。

勝敗のある活動をする場合、文字通り勝つことと敗けることの二つの側面があることを伝えましょう。どちらも経験することは自然であると児童が理解していけるようになることが大切です。勝利に執着することなく、むしろ挑戦と学びの機会としてとらえることができるように関りましょう。

さらに、負けたり失敗しても大丈夫であることを伝えることも重要です。なぜなら、どうして負けたのか、どうして失敗したのかを考え、その後の行動を改善していくことで、より豊かな経験をすることができるからです。人生は成功することばかりではありません。苦しい時に自分の気持ちや行動にどのような変化があり、自分の気持ちや他者とどのように関わるとよい結果につながるのかを知る重要な機会になります。子どもたちには、大人でも失敗することがあることを理解してもらうと、失敗や負けに対してメンタルの柔軟性を持てるようになるでしょう。

そして、大人自身が負けや失敗を受け入れる姿勢を示すことも大切です。子どもたちは大人の行動を模倣することが多く、大人が負けを受け入れる姿勢を見せることで、子どもたちも同様の心構えを身につけることができます。


最後に

最後に、児童を評価する際に順位を強調しないようにしましょう。勝敗によって順位がつけられる場面では、他の要素も考慮して総合的な評価をすることが重要です。勝ち負けだけでなく、努力や成長、チームワークなども評価の対象となることで、児童の意欲や自己肯定感を高めることができます。


以上が、勝負への執着が強い小学生のサポート方法です。勝ち負けに執着する傾向がある児童に対しては、バランスの取れたアプローチでゲーム以外の活動を通じて柔軟なマインドセットを養っていくことが重要です。お子さんの成長に向けて、ご家庭でもお試しください。

いかがでしたでしょうか。今回は勝負への執着が強い児童に対するサポート方法についてお伝えしました。

オレンジスクール小岩第2教室では、教室での活動を通して、児童が徐々に気持ちのコントロールができるように療育を行っています。

ご興味のある方は見学・相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。

(A.T)

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