『時刻と時間』の学習
こんにちは!オレンジスクール東戸塚教室です。
今年度も残りわずかとなり、進学や進級への意識が強くなってきた頃かと思います。心の中が不安や期待で入り乱れて気持ちが落ち着かないというお子様もいらっしゃると思いますが、そのような中でもお子様が安心して過ごせる場となれるよう努めてまいります^ ^
さて今回は、「時刻と時間」の学習についてお話をさせていただきます。
〇時〇分から△時△分までの時間は?
以前『時計の読み方』で時計の読み方(時刻)についてご紹介しましたが、今回は「時間の経過」に関わる問題への取り組みをご紹介します。時間の経過に関する問題とは、
(例)「2時45分から4時20分まで遊園地で遊びました。
遊園地で遊んでいたのは何時間何分ですか?」
といったようなものです。時計盤を読めるお子様であれば「5.10.15…」と5分ずつ数えて時間を求めることもできますが、これだけ時間が長いと手間がかかりますし、数え違えてしまいそうですよね。
この手の問題には大きく分けて2つの解き方が考えられます。
①時間をいくつかに分割する
②ひっ算をする
このうち今回は①の解き方について取り上げます
時間を分けて考える
①の解き方は、わかりやすい時刻で時間を分けて、それぞれの時間を足し合わせることで答えを導きます。
わかりやすい時刻とは、正時(何時0分ちょうど)や開始の時刻からちょうど1時間毎の時刻(例でいえば3時20分や4時20分)です。長い時間を求めるときには正時や1時間ごとの時刻での分割をいくつか組み合わせて考えるのですが、先に正時で分割する手順と、先に1時間毎の時刻で分割する手順があります。
例題を使ってそれぞれの解き方を見ていきましょう
「正時での分割」を最初に行う場合
- まずは2時45分から3時まで→15分
- 3時から4時まで→1時間
- 最後に4時から4時20分まで→20分
それぞれの時間を足して、答えを導きます。
15分+1時間+20分=1時間35分
「1時間毎の分割」を最初に行う場合
- まずは2時45分から3時45分まで→1時間
- 次に3時45分から4時まで→15分
- 最後に4時から4時20分まで→20分
それぞれの時間を足して、答えを導きます。
1時間+15分+25分=1時間35分
順番は入れ替わりますが、やっていることはどちらも同じです。
取り組みやすい手順で試していただければと思います。
さいごに
練習に取り組むときには、上にあるようなプリントを用いることでイメージをつかみやすくなりますし、時間の数え違いへの対策にもなります。
徐々に補助を減らしていくことで、自力での解答へと進んでいきましょう。
また、具体的な操作が効果的である場合には、プリントと模型の時計を併用しての練習から始めてもいいかもしれません。
手の動きやプリントから得られるイメージを伴うことは、問題に取り組むときに解き方の手順を思い出すきっかけになります。
「時刻と時間」を苦手とするお子様は多いことと思いますので、ぜひお子様にあった方法と補助教材・教具での学習をお試しください♪
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚教室
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※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
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※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。
(T.S)