
音韻意識ってなあに?①

こんにちは!
放課後等デイサービスオレンジスクール藤沢第2教室です。
オレンジスクール藤沢第2教室のビジネスブログ(https://posts.gle/pX2BYF)でも簡単にご紹介させていただきましたが、今回は言葉を操るのに必要な「音韻意識」についてのお話をしていきます。
音韻意識とは?

音韻意識とは、言葉の音に注目する力、つまり、単語がどのような音で構成されているかを意識する能力のことを指します。
つまり「おれんじ」は「お」「れ」「ん」「じ」に分けることができ、それぞれの4つの音が組み合わさって出来ているということを理解する力が音韻意識にあたります。
人によりますが、音韻意識はひらがなを読み始める3歳頃から基礎的な力が育っていき、小学校1年生くらいまで時間を掛けて発達していきます。
この音韻意識の定着がひらがなの読み書きの習得に大きく関わってくるため、様々な方法を用いて音韻意識を育てていく必要があります。
音韻意識には
①言葉を音に分解するスキル
②音を区別するスキル
③音の順番を把握するスキル
④音の順番を入れ替えるスキル
の4つのスキルがあります。
音韻意識に必要な4つのスキルについて
音韻意識には4つのスキルがあると記述しました。
それぞれのスキルがどういったものなのかを説明していきます。

①言葉を音に分解するスキル
日本語の音の基準に沿って1つ1つに分ける力のことを言います
例)「人間」を「に・ん・げ・ん」と4つの音に分ける
②音を区別するスキル
音の違いを聞き分ける力のことを言います
例)「と」「お」など母音が同じものもそれぞれ違う音と認識する
「と」「ど」など同じ特徴を持っている音を違う音と認識する
③音の順番を把握するスキル
言葉を構成する音の順番を意識的に認識する力のことを言います
例)「りんご」という単語は「り」という文字から始まり「ん」という文字がきて最後の音は「ご」ということが分かる
④音の順番を入れ替えるスキル
言葉を構成する音の並び順を言えれ替えて新しい言葉を作る力のことを言います
例)「りんご」の「り」と「ご」を入れかえて「ごりん」という言葉を作る
「りんご」を逆さまにした文字は「ごんり」ということが分かる
「いるか」という単語の1文字を消して「いか」という別の単語を作る
読み書きに音韻意識がなぜ必要なのか?

外国語と違って日本語は1つの音が1つの文字に対応するという特徴があるため、1つずつ文字を発音したり、聞き取ることが出来ないと文字を読み書きすることが出来ません。
そういった点でも音韻意識は平仮名の読み書きの習得に大きく関わっていると言えます。
平仮名の読み書きにつまづきがある場合は4つのどこかのスキルにつまづきがあると思われますので、学習教材や遊びを使って苦手な所にアプローチしていく必要があります。
音韻意識を用いた様々な学習や遊びについてはまた別の機会にご紹介させていただきます。
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