漢字を練習してみよう
こんにちは。オレンジスクール小岩第2教室です。

教室の入口の壁には、可愛らしいてんとう虫と、一足早くこいのぼりと柏餅が並んでいます。
さて、4月6日から新年度が始まって、早くも3週間が過ぎました。
学校の授業も本格化し、宿題を持参するお子さんも増えてきていますが、毎日のように出される宿題といえばやはり『漢字』です。
今回は、オレンジスクール小岩第2教室で行っている漢字学習の一例をご紹介します。
漢字の『読み』と『書き』

漢字は、まずは『読める』ことが大事ということはよく言われることですが、それはなぜでしょうか。
漢字は『意味のある言葉』です。その言葉を知っていないと読めない、読めない字は書けないということになります。
まずは漢字に読み仮名をふって、繰り返し音読できるようにすること。
そして、漢字の読みを確認できてから、次はその漢字の持つ意味をおおまかにとらえること。
そこまで出来てから漢字の書きを練習したほうが記憶に定着しやすいです。
漢字の練習というと、とかく同じ漢字を何度も何度も繰り返して書く方法を取ることが多いですが、何度も何度もその漢字を書いても覚えることができないのは『意味のある言葉』としてではなく『単なる記号』を書き連ねる単純作業になってしまっているからだと考えられます。
漢字には『音読み』と『訓読み』があります。『音読み』は、かつて中国から伝えられた発音をもとにした読み方で、音読みだけでは意味がわかりにくいことが特徴です。
一方『訓読み』は、中国から来た漢字に、話し言葉として元々存在していた日本語をあてはめたものなので、音読みよりも意味が理解しやすいのです。
漢字に送り仮名がついたものは、そのほとんどが訓読みです。
漢字を習い始めた小学校1~2年生や、漢字学習が特に苦手な状態で中学年・高学年になったお子さんには、まずは訓読みと送り仮名漢字の理解から漢字に親しんでもらうことを基本にしてプリントの提供を行っています。
送り仮名漢字プリント
高学年で漢字が苦手なお子さんの戻り学習として、まずは一年生から三年生で習う漢字を読み書きできることを目指しています。
漢字を読むことの苦手意識が特に強いお子さんには、日本語として意味を捉えやすい『送り仮名漢字』の感覚を養うために、下記のプリントを使用しています。
(「webサイト国語教室」さんより。)

AとBからカードを選んで、送り仮名がある漢字の言葉を10個作る問題です。ヒントとして漢字の読み仮名が書いてあるので、そこから送り仮名がつくものを選んで空欄の中に書いていきます。各漢字につける送り仮名も選択肢から選ぶ形式かつヒントの読み仮名を元にして解いていくので、難易度としては易しめで、クイズやパズルのような感覚で気軽に出来るプリントです。漢字が読めないというお子さんでも、自信を失うことなく取り組めます。
例えば、Aから『休』という漢字を選び、Bから送り仮名の『む』を選んで『休む』と書き、ヒントの欄を参考にして漢字右側に『やす』と読み仮名もふる、というように解いていきます。
選択肢Bから選んだらすぐ斜線で消していくとわかりやすい、という選択肢問題を解く際のコツも同時に伝えます。

上記のプリントでつまずきがちな送り仮名漢字は『空く』(あく)で、言葉としてのイメージが浮かびづらいお子さんが多かったです。
その場合は『空』という漢字の持つおおまかな意味を伝えます。熟語を例に出すのもイメージしやすくなります。
「『空』という漢字には『空っぽ』(からっぽ)つまり『中身がなくなって使える状態になる』という意味があるよ」
「『空っぽの席』と書いて『空席』(くうせき)つまり『誰もいない席』『空いている席』のことを指すよ」
「誰かが入っていて使えなかったトイレからその人が出て来て使える状態になることを《トイレが『空く』》と表現するよ」
と説明を加えると、理解に繋がりやすいと思われます。
この形式に慣れてきて、二回目に繰り返し解く際には、様子を見てヒントを省いたプリントも用意しておくと良いでしょう。少しずつスモールステップで定着をはかっていきます。

なお、『下』という字の送り仮名漢字は『下がる』(さがる)、『下る』(くだる)、『下りる』(おりる)と三つあり、意味によって送り仮名と読み方が異なります。これらを文意に沿って区別できるように、短文の中に送り仮名漢字を組み込んだプリントも用意します。

先程の『送りがな問題 1の①』と全く同じ送りがな漢字を用いた問題です(webサイト「漢字テストメーカー」さんを用いて作成したものです)。
問題文は、わかりやすく親しみやすい文になるようにしています。どの漢字に読み仮名をふるのか見てすぐわかるように蛍光ペンでマークしてあります。また、ここでも問題文を声に出して音読すると定着率が上がりますので、是非おすすめです。
この漢字をすらすらと読めるようになったら、次はいよいよ書き問題、というように、スモールステップで段階を踏んで進めていきます。


書き問題は、漢字と送りがな両方を書く形式で解答します。同じ送り仮名漢字に出題形式を変えて繰り返し触れることで、少しずつ定着をはかります。
テスト形式の読み問題と書き問題は同じ問題文を用いているため、何度も読んで目にしていくうちに記憶に残りやすくなっています。
同じ漢字を単純に書き連ねるよりも、文意を踏まえて考えていくほうが効果的に覚えることができます。
まとめ

今回は、小岩第2教室で取り組んでいる漢字学習のうち、送り仮名漢字のプリントを用いた方法をご紹介しました。
漢字学習が苦手なお子さんは、とかく漢字が読めない・書けないことに対して自信を失っていますので、ヒントをふんだんに盛り込んだ選択問題形式のプリントでハードルを下げつつ、ご自分で漢字を読んでいる・書いている感覚を掴んでもらうことを目指しています。
ヒントを元に自分で漢字と送り仮名を組み合わせて解答欄を埋めていく形式のため、ある程度の達成感も得られます。
インプットした漢字の記憶をテスト形式でアウトプットして負荷をかけることが定着に繋がるため、日をおいて何度か繰り返すことが大事です。
読めなかったり書けなかったりした漢字があっても大丈夫。繰り返しているうちに取りこぼしが減っていき、読める・書ける漢字が増えていきます。
オレンジスクール小岩第2教室では、お子さんの学習や遊びの活動を通したSSTのサポートを行っています。
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