二次障害ってなに?
こんにちは!オレンジスクール東戸塚教室です。
夏休み明けて暫くが経ちました。
夏休み後は子どもが「ストレス」や「悩み」を募らせやすい時期でもあるといわれています。
今回はそんな「ストレス」や「悩み」と関連する「二次障害」について書かせていただきます。
○二次障害ってなに?
「一次的な障害(発達障害、身体障害など)の特性に対して、適切な支援がなされておらず、
不適切な対応がなされているために生じる情緒や行動面の障害」のことです。
二次障害は大きく「内在化障害」、「外在化障害」等に分けられるといわれています。
●内在化障害とは…
自分自身に対するいらだちや精神的な葛藤が自分に向けて表現される症状のことを「内在化障害」と呼びます。
具体的には下記のような症状が挙げられます。
- 不安障害
- 抑うつ
- 強迫性障害
- 対人恐怖
- 心身症
- 依存症
- 引きこもり
●外在化障害とは…
自分自身に対するいらだちや精神的な葛藤が他者に向けられる形で表出する症状のことを「外在化障害」と呼びます。
具体的には下記のような症状が挙げられます。
- 暴力、暴言
- 他者に対する敵意、攻撃性
- 反抗挑戦性障害
- 行為障害
- 感情不安定、自傷行為
- 非行などの反社会的行動
これらの内在化と外在化の問題は密接に関わって表れることもあります。
○不登校の場合の例
例えば…
書字障害をもっており、黒板をノートに写すのに精一杯で先生の話は聞けない、、
⇒「話を聞いていない」と、担任の先生に怒られる。
テストも低い点数ばかりになってしまうなど、失敗体験を重ねる。
⇒友人にバカにされる。自己肯定感が下がる。
⇒学校に行きたくなくなり、不登校に。
例の場合の「不登校」が二次障害にあたります。
このような場合の不登校に対して、
どのようなアプローチが考えられるでしょうか?
○二次障害に対するアプローチ
二次障害は本人との環境のミスマッチから発症します。
まずは休養をとり、何が原因で学校に行くことに抵抗があるか、
原因を見つけて、解消していきましょう。
そのためにまずアプローチしていくのは、根本の問題や外部的要因です。
外部的要因へのアプローチとしては
「環境調整」「人的環境調整」「居場所の確保」「自己肯定感支援」「家族支援」などがあります。
先ほどの不登校の例の場合…
- 安心して過ごせる居場所を作り、他の場所で何かあってもリラックスして過ごすことができたり、相談できたりする場所を作る。
- 好きなことや得意なことに取り組み、成功体験を重ねる。人に認められる経験を積む。
- 安心して過ごすことができる居場所で、少しずつ人と関わっていく機会を作る。
- 担任の先生や友人など、周囲の人に理解してもらえる環境を整える。
- 周囲の人に理解してもらい、黒板をノートに写さなくてもよいようにしたり、最低限だけ写したりなど、負担にならないよう工夫をする。
上記のようなサポートがあることで、学校へ行きやすくなる可能性があります。
もちろん学校へ通えるようになるということがゴールというわけではありません。
無理に学校へ通わせようとせずに、フリースクール等、その子に合った居場所を他に探すことも考えてみても良いかもしれません。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
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