見通しをもって準備しよう
こんにちは！オレンジスクール東戸塚教室です。
気温も少しずつ落ち着いてきて、やっと秋らしくなってきたという印象を受けます。
暑さによる体への負担は大きく、特に疲れやすいお子様は夏のあいだ、「なんだか体がだるいな」「やる気が出ないな」と行動的になれずにいたのではないでしょうか。
涼しくなってきて活動しやすくなったこの時期から、再び様々な活動を通してたくさんの経験・学びを得ていただければと思います。
『何時に準備をはじめればいいかな？』
以前『時刻表の学習』というタイトルのブログで、逆算して時刻を求めるという考え方と解き方をご紹介しました。
今回も時間に関する学習として『お出かけ前の準備』の教材をご紹介していきます。
お出かけをする前に一人で準備をするのが難しいというお子様もいらっしゃることと思いますが、準備ができない理由は様々に考えられます。
その中でも「見通しを立てられない」ことが原因で準備が困難になっているお子様向けの教材が、今回ご紹介するプリントです。
まずはプリントの内容をご紹介します。
このプリントは以下の３つの内容で構成されています。
①「準備を終わらせる時刻の設定」
②「準備にかかる時間を予想」
③「準備を始める時刻の算出」
それぞれの内容について見ていきましょう。
①「準備を終わらせる時刻の設定」
準備を終わらせる時刻＝出発時刻では、バタバタとして焦ってしまうので、少し余裕ある時間設定をしてもらいます。
一息付ける時間を設定するとよいかもしれません。
②「準備にかかる時間を予想」
まずはどんな準備が必要かを考え、それぞれの準備にどれくらいの時間がかかるかを予想していきます。
着替えや荷造りなどお出かけ前の準備にどれだけの時間がかかっているかとお子様に聞いても、なかなか正確には答えられないかと思います。
しかしここでは正確な時間を用いてプリントに取り組むというよりも準備時間の考え方を習得することに重きを置いていますので、各準備時間は大体の時間で問題ありません。
③「準備を始める時刻の算出」
①と②が終わったら、①の時刻から②の時間を引き算して、準備を始める時刻を求めます。
時間感覚や時間の操作が苦手というお子様にとっては、時間を引き算するという手順が捉えにくいこともあるかと思いますので、出来る限りイメージをしやすいようにタイムテーブルや視覚的な情報を組み入れています。
おわりに
繰り返しとなりますが、この教材では準備かかる正確な時間を求めることには重きを置かず、準備を始める時刻の求め方を習得することを目的としています。
正確な時間を意識した学習を行いたいということであれば、この教材での学習に取り組んで準備を始める時刻の求め方を覚えた後に、次のステップとして実際の時間を想定して考えてみてもいいかもしれません。
取り組みやすい状況から実践に移していくことで、実生活にも生きる学びとなります。この教材はその学びの基礎を養うための第一歩と考えております。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
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