ソーシャルスキルトレーニングについて
今回はSST(ソーシャルスキルトレーニング)についてお話します。
SSTとは?
SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは、「Social Skills Training」の頭文字です。
対人関係などでその場に合った適切なふるまいや、社会生活を送る上で必要なスキルを養うために行う支援のことです。
集団の中で人と関わっていく中で、その場に合わせたルールを感じ取ってコミュニケーションを取るようになります。
しかし、発達障害や発育環境によって、そのルールを理解することが難しかったり、わかっていてもなかなか受け入れられなかったりするお子さんもいます。
そのようなお子さんは、集団で過ごす中でつい不適切な発言をしてしまったり、場にうまくなじめず感情のコントロールが難しくなったり、困難を抱えてしまうことが多くあります。
オレンジスクールでは、学習時間だけではなく療育の時間の中で、遊びながらお友達や指導員と関わり、対人スキルを身につけられるよう支援を行っています。
また、学校などの社会生活で円滑にコミュニケーションを取れるよう、教室内だけに留まらず、教室外の環境でも習得したことを使えるよう意識しております。
こんなお子さんに向いているトレーニングです
- 指示を理解したり、判断したりすることが苦手
- 周りのお友達とコミュニケーションを取り、関係性を築くことが苦手
- これはしていい、これはしてはいけない、というその場のルールを察することが難しい
- 行動や感情のコントロールが苦手
- なかなか場になじめない
- 相手の気持ちを察することが苦手
- 自分の考えだけが正しいと思い込んでしまい、周りの考えを受け入れることが難しい
お子さんのこのような様子に対し、教え込みだけではなく、その場ごとの適切な関わり合いを一緒に確認していきます。
「こうすると相手は嫌な気持ちになるんだな」
「こうすると相手は喜ぶし自分も嬉しい」
という経験を少しずつ積み重ねることを大切にしています。
日常生活の中での声かけ
ソーシャルスキルトレーニングは、日常生活の中で行うことができます。
藤沢第2教室では、
「お友達と一緒に遊びたいときはなんて声をかける?」
「お友達がこれしてくれたから、なんて言おうか?」
など、活動の中でお子さん自身が考える機会を作るようにしています。
月1回行っている創作活動のイベントでは、相手が発表する時の「聞く態度」や発表が終わった時に「拍手をする」などを事前に確認し、適切な行動ができるように促します。
また、「すごい。上手!」「いいねぇ」とお友達が言われて嬉しい言葉が出た時には、「今の言われるとすごくうれしい気持ちになるね」と、行動と気持ちを振り返り、成功体験を積めるようにしています。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール藤沢第2教室
【TEL】0466-47-6936【MAIL】fujisawa2@orangeschool.jp
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