集団遊びの大切さ
こんにちは。オレンジスクールピコ溝ノ口教室です。
寒暖の差はありますが、日中は暖かく心地良い日もみられる頃となりました。
梅の花が咲いてきたりと、少しずつ春が近づいてきますね。
オレンジスクールピコでは将来、日常生活や社会生活を円滑に営めるようにすることを目標に療育をおこなっています。
具体的には、
５つの柱
- 健康・生活
- 運動・感覚
- 認知・行動
- 言語・コミュニケーション
- 人間関係・社会性
を軸として５つの支援「ことば・かず」「工作・お絵描き」「ソーシャルスキル」「集団遊び」「自己管理」に取り組んでいます。
その中でも、５つの柱の１つである「集団遊び」について今回、ご紹介いたします。
ピコの集団遊びでは、他者とのコミュニケーションを通じてお友達と楽しい気持ちを共有しながら適切な関わり方や、ゲームのルールについて学びます。
ゲームの前に、マナーを確認する
ゲームをしていて、上手くできないことや負けてしまうことは、よくあることです。
ピコでゲームをする上でのお約束を、始める前にお友達と一緒に確認をします。
確認するお約束は以下の通りです。
- ゲームで負けても怒らない 。最後まで楽しくゲームに参加しよう！
- 喧嘩せずに、悔しい気持ちや悲しい気持ちがあったら先生に言おう。
- 悔しくて泣いてしまっても、「次頑張るぞ！」の気持ちを大事にしよう。
- チクチク言葉を言わない。勝ったお友だちに対して「がんばったね！」「おめでとう！」等のふわふわ言葉を伝えられるととても素敵！
このお約束をゲームがはじまる前に確認する理由としては、うまくいかなったときや負けてしまったときの心の準備をしてもらうためです。事前に伝えることで心の準備ができ、課題に取り組める姿勢を作ることができます。
これらのお約束を確認したあとは、ゲームをはじめます！
集団遊びの紹介
ここからは最近、行なった集団遊びについてご紹介します。
はじめに、年少のお子さま向けに行なった集団遊び 玉入れの紹介をします。
～玉入れのルール～
- 「よーい、スタート！」で始める
- 「終わり」でいれるのをやめる
- お子さまごとに指定された色の玉を探して入れる
- 色の多いお子さまの勝ち
～目的～
- ルールの理解と実践
- 勝ち負けを受け入れる
「終わり」の合図で持っていた玉を床に置いて、椅子に座ったお子さまがいらっしゃって、素晴らしい姿を見ることができました。
次に、年中さん向けに行なった集団遊び 糸電話の紹介をします。
～糸電話のルール～
- 糸をしっかり張る
- 小さい声で話す
～目的～
- 声の大きさの調整をする
- お友だちの話を聞く
- お友だちに自分の話を伝える
糸電話を通してクイズの出し合いをし、みんな笑顔で楽しく取り組み、盛り上がっていました！
最後に、こちらは年長のお子さまたち向けに行なった集団遊び 独楽です。
この独楽は 上の部分を持ち、紐を最後まで引っ張り、回ったところで独楽を机上に置くと回ります。
～独楽のルール～
- 「よーい、スタート」で独楽を回して、一番長く回っていたお友だちが勝ち
～目的～
- 物の使い方を学ぶ
- 体の使い方を学ぶ
- 勝ち負けを受け入れる
お友だちみんなで対戦する前は、何度も独楽の練習をして頑張っていました。
集団遊びが終わったあとの遊びの時間でお友だちを誘い、何度も対戦しているお子さまもいらっしゃいました。
以上、年少・年中・年長のお子さまで行なった集団遊びの紹介でした。
まとめ
集団遊びは、それぞれのお子さまのレベルによって「狙い」や「ルール」を変えることもできます。
遊ぶ内容によっては、物の使い方や体の使い方も学ぶことができます。
ご自宅でも普段あまり遊ばない道具で遊び、物や体の使い方を学んで経験してみるのも良いですね。
今後も、集団遊びを通して楽しみながら、幼稚園・保育園などで円滑なコミュニケーションがとれるような支援やお友だちと「楽しい！」を共有できるような支援をしていきます。
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延）・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。
（I・K）
