視覚的に伝えてみよう!
「お話に耳を傾けてくれない…」「指示を理解するのが苦手…」といったことでお困りの方、多いのではないでしょうか?
お子さまがお話に耳を傾けてくれなかったり、指示を理解するのが苦手なのは伝え方を工夫することで解決できることもあります!
その工夫の中の一つに、《視覚支援》というものがあります。
今回は、視覚支援について詳しくお話させていただきます。
視覚支援とは?
視覚支援とは、お子さまが目で見てわかるように写真や絵を使って伝えることです。視覚支援によって、目で見えないものが見えるようになるためわかりやすくなるのです。
オレンジスクールピコ東戸塚教室でも様々な場面で視覚支援を活用しているので、それらの一部をご紹介します。
行動表
こちらは、座席に行くまでの流れを写真で示したものです。初めて来るお子さまや、座席に着くまでに他のことに注意がうつり、時間がかかってしまうお子さまに向けて用意しています。番号が振ってあることで、どんな順番で動いたらいいのかが分かりやすいと思います。また、「2番までできたね!」と褒められることでお子さまも「ここまでできた!」と目で見て感じることができるので、達成感を味わうことができます。
スケジュール
スケジュールもこのようにして絵や写真で伝えています。初めのご挨拶の際に、「長い針が4になったら○○をします。」などと、時計のイラストを使って説明をすることで見通しも立てやすくなります。「いつ始まるのか」「いつ終わるのか」「何をするのか」などが明確にわかっていることで不安な気持ちが軽減され、安心して過ごすことができます。
ルール
お友達との好ましい関わり方や、教室のルールなども視覚化しています。例えば、「教室では走りません。歩きます。」と言葉で伝えても伝わりにくい場合には、このような絵を見せながら伝えると「あ、そうだった!」と気づけるお子さまもいらっしゃいます。反対にルールを守れている時に「これが出来ていてかっこいいね!素敵だね!」とお子さまへのフィードバックもしやすくなります。
まとめ
今回は視覚支援についてお話しました。情報やルールを視覚化するのは、発達に遅れがあるお子さまだけではなく、発達に遅れがないお子さまや大人にとっても便利なツールとなります。街中でもあらゆる所で視覚支援が活用されています。
また、今回は生活面での視覚支援について多く紹介しましたが、学習中でも具体物やイラストを使いながらわかりやすく説明をするよう心掛けています。
視覚支援を通してお子さまの「できた!」を増やし、自信に繋げていけたらいいですね^^
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「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。