ビンゴ大会がしたい! ~子どもの自主性を伸ばす活動とそのサポート~
学校がお休みだった都民の日、4年生の子がある提案をしてくれました。
「ビンゴ大会がしたい!」
どうやら学校でやった経験があり、それをオレンジスクールでもしてみたいと考えたようです。
さっそく準備開始!
ビンゴをするためには、①カード ②数を決めるくじ引き ③景品 が必要です。
景品は、折り紙で用意することに決定。
発案した4年生以外の子も手伝い、気付けば山盛りになっていました。
カードやくじ引きは、指導員が担当。
カードは、子どもたち自身が番号を書き入れられるように、枠だけつくりました。
そして、ビンゴ大会に何よりも必要なもの… ④参加する人!
その日教室に来ていた子どもたち、全員がビンゴ大会に参加することができました。
みんなでカードに数字を書き入れ、ビンゴスタート!
4年生の女の子のとっても上手な司会で、順調に進行できました。
さて、そういった活動をしていると、うまくいかないことも出てきます。
・かわいいと思った折り紙も、いざ折り始めたら意外と難しい…
・景品、なんか作りすぎちゃってる…?
・カードに同じ数字を2回書いちゃった!
そういった困難に直面したときには、指導員がサポートし、選択肢を提案します。
ビンゴ大会を終えて…
企画を運営した子は、自主性を伸ばし、達成感を味わうことができる。
参加した子は、みんなで遊ぶ楽しさが味わえ、協力する姿勢を育むことができる。
様々な要素が含まれた、とても意義のある活動になりました。
またこういった活動は、必ずしもすべてがうまくいくわけではありません。
想定外のことが起こったときどのように解決するのか、次にやるときに何に気を付ければいいのかというように、
色々と考える経験にもつながりました。
保護者の方からは、“学校では人前に出ることが少ないのに、司会なんて意外でした”とコメントをいただきました。
オレンジスクールという小集団での実施は、学校で行うより壁が低かったのかもしれません。
今回のような、子どもたちがやりたいと思った活動を実現していくことって重要なんだ!
番号をバラバラに書いていく作業って難しいし、あまりやる機会ないよな
…などなど、私たち指導員にも学びがありました。
こんなこと面白そう!挑戦したい!という子どもたちの願いを叶えていけるよう、
引き続き支援を続けていきます。