「愛着形成」を理解し子どもたちを支援する
こんにちは、オレンジスクール東戸塚教室です!
新年度になり学年が変わったことで、お子様たちが来所される曜日も変わり、教室の雰囲気もガラッと変わりました!
お子様たちが新年度も安心して楽しく通うことが出来るよう努めてまいります。
新学年になることで楽しみなことがある一方、不安を感じられているお子様も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、「愛着形成」についてお話していこうと思います。
愛着とは?
子どもが発達・成長していく過程には様々な要素がありますが、その中の一つに愛着(アタッチメント)と呼ばれるものがあります。
これは、特定の人物(ほとんどの場合は養育者)に対して形成する特別な情緒的結びつきや基礎を作る関係性のことを指します。
これは、子どもにとっての「安全基地」となるもので、安心感や安全感を与えるとても需要なものになっています。
例えば、転んでけがをしたとき、安全基地である母親が「痛かったね~」と慰めてくれた場合、子どもの「痛い」という負の感情が母親の慰めによってポジティブな感情へ変換されます。
これは、子どもが母親に安心感を与えてくれる人物という特別な情緒の結びつけが生じます。
人見知りをして初めて会う人を見て父親の後ろに隠れたとき、安全基地である父親が「大丈夫だよ」と声を掛けた場合、子どもの「怖い・不安」という負の感情が父親の声掛けによってポジティブな感情へ変換されます。
これは、子どもが父親に守ってくれるという安全感を与えてくれる人物という特別な情緒的結びつけが生じます。
このように愛着は、子どもが安心して外の世界に出て発達・成長していくためにも重要な役割を担っています。
愛着形成がうまくいかないと、年齢に不釣り合いな行動や感情の判断、善悪の区別が困難になることや一貫性のない行動をとるなど、不適応な行動が現れることもあります。
年齢とともに安全基地は広がる
幼少期の養育者は両親であり、愛着形成も両親と行われます。
ですが、年齢を重ねるにつれて生活する場所や活動する場所がどんどん広がっていきます。
そういった環境の変化に伴い、学校の先生や習い事の先生、友達や恋人など安全基地となる場所も広がります。
そして、私たちのような放デイの指導員も安全基地になりうるのです。
安全基地を広げることで、様々なことに挑戦することや苦手なことを克服してみようといった行動にもつながります。
安全基地を自分自身で広げることで、日常的な行動をするうえで安全基地の人を思い浮かべて行動するようになります。「これをしたらお友だちが喜んでくれるかも」または「これをしたら悲しませちゃうかも」と善悪の判断ができるきっかけにも繋がります。
安全基地を広げるということは、知らない世界に一歩踏み出してみることにもつながるので、私たち指導員は、お子様たちの新しい一歩を踏み出す手助けが出来るよう、関係性作りや一人一人を理解し個々人にあった支援をしていきたいと思います。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- ・じっとしているのが苦手
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・周囲が気になり集中できない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・文章を拾い読みしてしまう・意外なことで突然癇癪を起す
・言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
・不登校で勉強が遅れている
・整理整頓が苦手
・朝の準備に時間がかかる
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚教室
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※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。