オレンジスクール小岩教室 読書が苦手なお子様へのトレーニング(その2) 【放課後等デイサービス・教育×療育】
先日ご紹介しました、オレンジスクール独自の速読訓練法「FCリーディング」の続きをご説明させていただきます。
今回は詳しい訓練方法や、その効果についてです。「FCリーディング」は耳から聞こえてくる音声にしたがって”文字を目で追う”訓練だとお話しました。実際の訓練では、最初は1倍から1.5倍の速度で、主に興味のある物語などを読んでいただきます。独力で読むのと違い声優の音声がナビゲートしてくれますので、本の嫌いなお子さま、読むのが遅いお子さまでも自然と文章に親しみを持ち、物語の展開にのめりこみます。ここで本の楽しさ、すばらしさを体験してもらうという趣旨もあります。
- 朗読は全てプロの声優に吹き込みを依頼しています。
- 書籍のタイトルは数百冊に及んでいますので、速く読めるようになったお子さまは、さまざまな分野の本を次から次へと読破していっています。
次に朗読速度を次第に上げていきます。通常の朗読音声では1.5倍以上となると、訓練していなければ大人でも聞き取ることが難しくなってきます。しかし、訓練を積み、脳が慣れてくると読書が苦手な小さな子どもでも2.0倍以上の速さで本が読めるようになります。
さらに訓練を積むと5~6倍くらいの速さでも普通に理解して読めるようになります。あたかも「ピッチャーが投げてくる速球が、バッターには止まって見える」のと同じような状況が読書の中で起きるのです。
この時点で、すでに「速脳」は出来上がっていますので、読み始めから徐々にスピードを上げていくことはせず、訓練の最初から高速で読むことになります。
そして、初めて接する本でも高速で内容を理解できるようになっているのです。
さて、FCリーディングの効果とはどの様なものでしょうか?速度5倍以上になりますと、情報は左脳を介さずに右脳に直接インプットされるようになります。このような状態になると右脳が文字を絵としてとらえ、本の内容や書かれている漢字などを驚くほど記憶していきます。文中に出てくる漢字をすらすらと読めるようになってしまうというのは教室内では日常的なことです。これもFCリーディングの大きな効果の1つです。
一般的には左脳で考える傾向の子どもが多いですが、FCリーディングで訓練を積むことによって右脳が活性化され、抽象的な事象の理解が促進されることが確認されています。また、さまざまな書籍からさまざまな人生、人の機微、喜怒哀楽や社会を学ぶことが出来ることで、コミュニケーションの知見を増加させます。
FCリーディングは知らず知らずのうちに文字を高速で追う(1字1字からそのうち10~20字をいっきに見るようになる。)ことから大変な集中力を必要とします。訓練中に右脳は活性化しα~θ波の脳波が発生します。
(日本医科大学教授 品川嘉也 「頭が突然鋭くなる右脳刺激法」)
子どもは訓練を終了した後も当分の間はこのα~θ波の脳波が検出できる集中状態となるのです。
さて、勉強への活用法や、発達障害を持つお子様への効果などについてはまたの機会にお話させていただきます。
オレンジスクール小岩教室ではお子さまの学校生活でお悩みのこと、困っていることなどのご相談に応じております。FCリーディングについて詳しくお聞きになりたい方も、まずはWEB・MAIL・TELにてご連絡ください。
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