粘土が伸ばすお子様の力
オレンジスクールでは毎月、お子様達が工作を行う「創作活動」という時間を設けております。
毎月、様々なテーマに沿って作品作りを行い、4月は紙粘土マグネットづくりに挑戦しました。
皆さん、思い思いのマグネットを作製し、沢山の素敵な作品ができました。
今回は工作で使用した粘土がお子様達の発達にどのような影響があるのかをご紹介させていただこうと思います。
粘土による知育効果
粘土はお子様の成長を促す効果があるとされており、教育現場でも取り入れられています。
楽しく遊べるだけでなく、下記のような効果があります。
1.想像力(創造力)
粘土は柔らかく、様々な形に変形させることができるため、イメージしたものをご自身の手で簡単に形にすることができます。
お子様が自由にイメージしたものを作ることは想像力や創造力の向上に繋がります。
同じような形状を作った場合でも、お子様によって見方は違うため、同時に発想力の向上も期待できます。
2.思考力
ご自身でイメージしたものを正確に表現するためには形成方法を考えてから、作製する必要があります。
粘土を触っていく中で、力の加え方によってどのように粘土の形状が変わっていくかイメージできるようになります。
そういった経験の積み重ねから完成への見通しを立てる思考力を養うことができます。
3.集中力
物を作る活動中は、
・次の工程を覚え、実行する
・自分のイメージを形にする工夫を考える
・材料や素材の残量を考慮する
など、考えることが多くあり、自然と作業に夢中になります。
このように夢中になるということで、集中力を高めることできます。
粘土遊びはじっとしていることが苦手なお子様の一定時間椅子に座るという習慣付けにも役立ちます。
4.手指の発達
思い描いたイメージを形にするために、指先の細かな動きが求められます。
遊びながら手指のトレーニングをすることができ、手指の発達を促すことも粘土遊びの利点です。
時にはご自身の手だけではなく、ヘラといった道具を使用する場面もあり、道具を扱うため、より微細な動きが要求されます。
こういった細かな動きを日々行うことで、手先の器用さ、つまり巧緻性(こうちせい)を向上させることができます。
また、以前も他の記事で、お話しをさせていただきましたが、指先を使う作業は手指の巧緻性(こうちせい)アップだけでなく、指先から脳に刺激を入れることができ、脳の運動野の発達も同時に促されます。
5.コミュニケーション能力
お友達やご家族と一緒に粘土で作品作りを行えば、お互いの作品を見せあったりする機会を持つことができ、自然とコミュニケーション能力を伸ばすことができます。
粘土の種類
今回、工作で使用したのは紙粘土でしたが、他にも下記のような種類があります。
・油粘土
・小麦粘土
・寒天粘土
・シリコン粘土 等
他にも、安全性が考えられた口に入れても平気な粘土や、オーブンで焼いて固める粘土もあります。
用途やお子様の好みに合わせて、選ぶのが良いでしょう。
最後に
粘土には柔らかい感触から、心を落ち着けるリラックス効果があるとされており、心理療法にも取り入れられております。
最近は様々な粘土の種類があることから、大人の趣味・ストレス発散の手段として選ばれることが多くなっています。
この機会にお子様と一緒に粘土で、何か作ってみてはいかがでしょうか。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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