筆算の学習支援⑤最終回~小数のわり算筆算~
皆さま、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。🎍🍊
お正月早々となりますが、今回は筆算シリーズ最終回の、「小数のわり算筆算編」をお届けします。
〇小数のわり算筆算
👉ポイント:割る数を整数にしよう!
小数のかけ算では、最後に小数点を数えてつけましたが、小数のわり算では最初に小数点を移動してから計算します。
そうすることで、計算がわかりやすくなり、答え(商)のゴールが見えやすくなります。
計算の仕方
①割る数(筆算の割る記号の外側の数字/以下の画像で1.2の部分)が、整数になるように小数点を一番右に移動する。
②割られる数(以下の画像で4.68の部分)の小数点を、割る数で移動した分と同じ分、右に移動する。
※これで小数点の移動は終わり!
③整数のわり算筆算と同じように計算する。
④答えの数字(商)の、割られる数で移動したところの上に小数点をつける。
⑤終わり!
・割る数が整数の場合↓
※↑割る数が最初から整数の場合は、割られる数の小数点は移動しなくていいです!!
整数のわり算の筆算の支援方法は下記の記事をご覧ください!
お子さまの特性に合わせた工夫
一人一人のお子様とじっくり時間をとり、一人一人の苦手さ(例:視力、手の不器用さ、概念がわからない、集中できない等)に合わせて、支援方法を工夫することができます。
■視力が弱い、手の不器用さ
⇒A3プリントに、大きく、マス付きで筆算を印刷、あるいは書いて練習
⇒支援者も同じタイミングで別にモデルとして書き、一緒に解いていく
■小数計算の概念がわからない
⇒小数点の移動について、小数の概念のところに戻って学習する
■計算過程が増えて最後まで集中できない
⇒計算過程をいくつかに区切り、一日に一つの過程だけを取り組む。できるようになったら次の過程へ!
さいごに
小数の計算は、ハードルが高いように感じますが、意外と継時的に手順を覚えて、すらすらできるようになる場合があります。
学習支援のポイントは、
・つまづきポイントと原因を見つける
・ステップを区切り、簡単にする
・小さなステップも、できたらたくさん褒める
です!ぜひお子さまの様子をよく観察し、お子さまの状況に合わせて、いろいろ試してみてください🍊!
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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