筆算の学習支援④~小数のかけ算5つのステップ~
こんにちは!オレンジスクール鶴見教室です!今回は、9月から始まっております筆算シリーズの第四弾、「小数のかけ算筆算」の学習支援をご紹介いたします。
本格的に寒くなってきましたね!皆さま引き続き、暖かくしてお過ごしください🍲🧣☕♨
小数点の移動とは
小数のかけ算・わり算の筆算では、「小数点の移動」がポイントとなってきます。
小数点を移動するとはすなわち、
「×10」か「×0.1」をすることです。
今回の「小数のかけ算筆算」は、特に「×0.1」をするお話です。
小数の概念についての学習支援についてはまた違う回で詳しくご紹介しますが、簡単に、下記に表を載せたいと思います。
0.1を1回かけると、位が1つ小さくなって右にずれ、小数点が1つ左に移動します。
もし概念を知りたくて、筆算の計算方法だけでは難しい場合は、先に小数と位について学んでみましょう。
「小数のかけ算筆算」の支援
👉ポイント:小数点以下の数字を数えよう!
計算方法と声掛けの例 🗣
ステップは5つです。
1⃣ 小数点を無視して、整数のときのように計算する。
<支援の声掛け例 🗣>
「小数点を無視して、ふつうにかけ算の筆算をしよう!」
※このときに下に出る答えの数字は、小数点を無視しているので、とても大きな数字になっています。
2⃣ 上段の小数点以下の数字の数を数える。
※下図のように、⤴や〇を記入してもいいです。
<支援の声掛け例 🗣>
「上の段の、小数点より右側の数字を数えよう!やじるし(丸〇)をつけてもいいよ。」
3⃣ 下段の小数点以下の数字の数を数える。
※下図のように、⤴や〇を記入してもいいです。
<支援の声掛け例 🗣>
「下の段の、小数点より右側の数字を数えよう!やじるし(丸〇)をつけてもいいよ。」
4⃣ 上段と下段で数えた小数点以下の数字の数(⤴または〇の数)の合計を数える。
<支援の声掛け例 🗣>
「やじるし(丸〇)の数を全部数えてみよう!(数えた数を書いておこう。)」
5⃣ 計算の【答えの数字】の一番右から、左の方向に、先程数えた上段と下段の小数点以下の数の合計分だけ、小数点を移動していき、小数点をつける。
(※この移動する数「下図の例:3」は、×0.1をする回数です。)
<支援の声掛け例 🗣>
「答えの数字の一番右から、さっき数えたやじるし(丸〇)の分だけ点を移動していこう!」
(指さしをしながら)「やじるし(丸〇)は全部で3個だから、いーち、にーい、さーん。(指を止める)。ここに点を打とう!」
6⃣ 終わり!
<支援の声掛け例 🗣>
「終わり!小数のかけ算、できちゃった!!」
やじるしや丸(〇)を使わない場合は上図のようになります。
※整数のかけ算の筆算の支援方法は下記の記事をご覧ください!
さいごに🍊
教室では、それぞれのお子さまの得意や苦手に合わせて、アプローチを考え、いろいろな工夫を行っています。
今回ご紹介した方法は、このブログを見ながら、一つずつステップを追うと実践できると思いますので、ぜひご自宅でもやってみてください!!
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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