視覚情報活用力アップにおすすめの玩具3選☆~見て、触って想像して、手先のコントロールにつなげよう!~
新しい年がスタートしました!
本年が皆様にとって素敵な一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
2025年も、お子様たちが『自己の強み』と『他者のよいところ』の両方に目を向けながら輝けるよう、職員一同よりよい教室づくりに尽力してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
新年最初の記事は、年末に届いた新しい玩具を3つご紹介してまいります。
どの玩具も楽しく、盛り上がることはもちろん、療育効果においても優れている点がたっぷりですので、ぜひご覧ください♪
その①「スティックゲーム」
まず1つ目にご紹介するのは『スティックゲーム』という木製玩具です!
この玩具は、3種類の太さがある赤・青・黄色の「スティック」と、スティックを束ねて卓上に固定するための「リング」、スティックの3色と対応した「サイコロ」がセットになっています。
遊び方はとてもシンプルで、1人ずつ順番にサイコロを振って、リングの中に沢山ささっているスティックの中から、サイコロの目と同じ色のスティックを抜き取っていくというルールです!
勝敗は、ジェンガのように「崩した人が負け」とする以外にも、「崩れた時点で、皆それぞれこれまで抜いたスティックを得点換算し、一番得点が多い人が優勝!」という決め方もできます。
こうすることで、「誰かが負けて終わる」遊び方ではなく「誰かが優勝して終わる」というポジティブな決着となりますので、負けの受容を練習中のお子様にもお勧めです!
さらに、スティックは絶妙なバランスで支え合って自立しているため、抜き取る際は「どこを抜き取るか」を吟味して、慎重に取り除く必要があります。
この作業には「手先のコントロール力」が必要となってくるため、遊びを通してお子様の手先の巧緻性を養うことができます。
木製で、インテリアのように飾ってもお洒落なところも素敵ですし、お子様からは「まるでパスタみたい!」と、ユニークな形も大好評となっています。
その②「グラビティ・メイズ」
2つ目は『グラビティ・メイズ』というプラスチック制の立体迷路玩具です!
こちらは、様々な形のトンネルが中に通っている「ブロックタワー」と、タワーの中に転がし入れる「球」、タワーをセットする「盤」、「問題カード」がセットになっています。
プレイヤーはまず「問題カード」を引き、そこに書いてある「スタート地点」と「ゴール地点」に沿って、球を道筋通りに誘導できるよう、ブロックタワーを組み合わせてコースを組み立てます。
「問題カード」には、最初に配置しておくブロックタワーの位置と向きや、使ってよいブロックタワーの種類と数が記載されているため、制約の中でコースを考える必要があります。
この「制約の中で要素を組み合わせ、目的に沿うものを作り上げる」「目標到達地点まで誘導する」といった要素が「プログラミング」の考え方とよく似ているため、『グラビティ・メイズ』は「プログラミングに必要な思考力」や「論理的思考力」をきたえるために効果抜群です!
鶴見教室では、PCプログラミングサイト「スクラッチ」を利用してゲーム作りに勤しまれているお子様や、将来の夢として「プログラマー」を志しているお子様がいらっしゃることもあり、『グラビティ・メイズ』は大いに関心を集めています!
お一人でのプレイはもちろん、複数名のお子様がご一緒に知恵を出し合って考える場面もあり、他者と協力する楽しさを感じる機会にもなっています。
その③「スリングホッケー」
最後は『スリングホッケー』という木製の玩具です。
こちらは、今回ご紹介する玩具3つの中で最も直感的に遊ぶことができる玩具です!
木でできた円盤状の駒(ちょうどオセロの駒にそっくりです!)を、それぞれの陣地の手前側に張られたゴムで弾き飛ばし、中央の穴を上手く通過させて相手の陣地に入れていきます。先に自分の駒をすべて相手の陣地へ入れ終わった方が「勝ち」となります!
この玩具のつよみは、先にご紹介した通り「直感的に」「目で見てすぐに」、遊び方を理解しやすい点にあります。
これにより、複雑なルールのもとで遊ぶことにまだ不慣れなお子様にも、「他者と一緒に遊ぶことの楽しさ」や「勝ち負けのある遊びの面白さ」を体感してもらうことができます。
さらに療育効果においては、中央の穴が駒の大きさぎりぎりに作られているため、そこを通過させて相手の陣地まで駒を送るには、目でよく見て狙いを定めながら、手元を操作する必要があります。
この「見る」という動作と「見たものに合わせて手元を動かす」という動作の組み合わせは「目と手の協応運動」をトレーニングするのにとても有効であるため、どのお子様にも大変おすすめです!
おわりに
今回ご紹介した3つの玩具は、昨年末のクリスマスの際に、教室からお子様達への「クリスマスプレゼント」として職員達で話し合い、選定したものです。
鶴見教室では、新しい玩具を選ぶ際「楽しめること」以外にも大切にしている観点があります。それは「安全であること」「療育的なねらいがあること」「お子様達の実態にフィットしていること」です!
また新しい玩具を導入した際には、ブログやGoogleの最新情報にてご紹介してまいりますので、ご期待ください!
鶴見教室では今後も、お子様達に合った学習の方法を模索し、支援を行っていきます。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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