時刻と時間をもとめよう~ひっ算を使った学習支援~

こんにちは!オレンジスクール鶴見教室です。
厳しい寒さもだんだんと和らぎ、春の足音が聞こえてきそうな季節となりました。
今年度も残すところ約1か月となり、教室のお子さまたちも少しずつ来年度の準備を始められている様子が伺えます。
今回は1年間のまとめとして、苦手な単元の一つとお伺いすることのある、時刻と時間の支援方法についてご紹介したいと思います。
時刻と時間の違いについて
そもそも時刻とは、どれを指すのでしょうか。また、時刻と時間ではどのような違いがあるのでしょうか。
時刻:「7時」「12時30分」のように、時間の中で決められた一つのことを指します。
(例)集合時刻、起床時刻
時間:「1時間後」「9時から10時」のように、時の長さや期間のことを指します。
(例)登校にかかる時間、滞在時間
・3時に家に着く→時刻
・10分後に図書館に集合予定だ→時刻
・買い物に20分かかった→時間
では、以下の文は時刻と時間のどちらを指すでしょうか。
・9時に寝て6時に起きた→睡眠〇〇
睡眠の長さについて聞かれているため、
答えは、睡眠「時間」です。
「時刻」は静止し「時間」は動くと表現されることもありますが、この違いの曖昧さに苦手意識を持たれるお子さまは少なくありません。
時間の流れを理解するために、実際に算数用時計やアナログ時計を使用して確認しながら問題に取り組む方法も効果的ですが、今回はもう一つの選択肢として、ひっ算を使用した考え方について解説いたします。
※時計の「読み方」についての学習方法を載せた記事もございますので、気になる方はこちらから読むことができます。
「〇分後」の時刻をもとめる計算
問:3時40分から遊びはじめて、50分経ちました。今の時刻は何時何分ですか。
〇分後の時刻を求めるたし算をします。

まずは、分の計算から行います。
40分と50分を足し算すると、90分となります。

90分は60分と30分に分けられることをお子さまと確認しましょう。
60分は「1時間」に変換できるため、足したときに60分を越える数字は「60分と〇分」というように分けて考えます。
時間の変換が難しい場合は、たし算の学習で使うさくらんぼ算のように、紙に書き出して視覚的に整理してお伝えすることで、時間の流れをイメージしやすくなります。
※さくらんぼ算に関する記事はこちらから読むことができます。

3時に1時間を足して「4時」、もう一方の30分はそのまま記入します。
時刻は4時30分となったことを目で見て確認することができました。

「いつですか」「何時ですか」などの物事を限定する言葉が出てきたときには「時刻」について聞かれていることを振り返られるとより覚えやすくなります。
かかった時間をもとめる計算
問題:みんなで遠足に行きます。8時50分に学校を出発して、11時10分に到着しました。どのくらいの時間がかかりましたか。
時間を求めるときには後(到着)から前(出発)の時刻をひき算します。

こちらも先程のひっ算と同じく、分の計算から始めます。
ただ、「10分-50分」はできないので、「11時」から1時間(60分)をもらって、10分に足します。

「60分+10分」で70分になりました。
これで引き算ができるようになったので、「70分-50分」をします。
答えは20分ということが分かりました。

最後に時間の計算では、1時間(60分)を右隣に渡したため「10時-8時」を行うことを確認します。

最後に、時間をもとめる問題のため、2時を2時間に変更すると移動には2時間20分かかったことが分かります。
「どのくらい」や「〇時~〇時」等の期間に関係する言葉があるときには「時間」について聞かれていることを振り返られると、時刻との違いを見分けやすくなります。
おわりに
今回は「ひっ算」を使った時刻と時間についての計算と支援方法についてご紹介しました。
時刻と時間の概念が身に付くことによって、物事を逆算して考えることができるようになったり、おおよその時間を把握して計画を立てられるようになる効果も期待できます。
お子さまの学習方法の一つの選択肢として、試してみてはいかがでしょうか。
鶴見教室では今後も、お子さまに寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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