勉強が嫌いになる3つの理由
こんにちは、鶴見教室です。
春一番も吹き、徐々に季節が春に向かっています。入学試験を受けたお子さま方はそろそろ結果が出て、進路が決まり始めるころでしょうか。環境が変わることで不安定になるお子さまも多くいますので、そろそろ準備を始めていきたいですね。
さて今回は、「勉強が嫌いになる3つの理由」を解説していきたいと思います。
疲れる:すぐに机に突っ伏してしまう子
特性を持ったお子さまの多くは感覚過敏を持っているケースがあります。
聴覚過敏であれば、普段から必要な音のみを抽出するのに膨大なエネルギーを使っており、常に疲れやすい状態にあるといえます。
学習においても体力は非常に大事であり、上記のようなお子さまに対して「姿勢をよくしながら掛け算を解く」という活動を行うとなると、一度に大量の負荷がかかります。
学習を行う際、もしくは何か行動を指示したいときなどには、「一つの行動のみ」に焦点を充てた支援が必要です。
以下にはよくご要望にもあがるものの中で、支援の中では負荷がかかりやすい活動をあげます。
- 姿勢をよくする
- 字をきれいに書く
- 鉛筆の持ち方を正す
これらを支援に組み込む場合、それ単体での活動のほうが良いか、組み合わせて行えるかを検討します。
見通しが立たない:「勉強したくない」という子
今日やるべきプリントがあと何枚で終わるのか、いつになったら終わるのかはお子さまの学習へのモチベーションを大きく左右します。
特に特性を持ったお子さまにとっては、終わりの見えないことに対しての不安もありますが、いつ行動を切り替えたらよいのかが分からないことへの不安もあります。
オレンジスクール鶴見教室では「予定表」を使うことで、最初にその日の活動をお子さまと職員で一緒に確認します。
時計の絵もプラスすることで、時計を見て確認することができます。
他にも
- タイマーを使用する
- 適宜「あと何分だよ」と声をかける
- 時間がきたら例えプリントの途中でも終了し、「嫌いな勉強もこの時間までは我慢して取り組めば終わる」というお子さまの気持ちを担保する
など具体物や大人側の配慮によってお子さまのモチベーションを維持していくことができます。
集中できない:お話が止まらない子
衝動性のあるお子さまは学習の合間にもよくお話をします。
思いついた話題や周囲の会話の内容に影響されることもしばしばあります。
これは目や耳からの情報を自身で捨象する力が弱く、すべての情報を拾ってしまった結果、それらに反応していることで起こります。
なので、支援においては以下のような配慮をしていきます。
・軽く運動する
運動をすると脳にも酸素が行き渡り、行動を制御する機能も活発になります。
・時間を決めて気持ちを満たす
話したい気持ちを止めるよりも、「1分話したら、プリント1枚頑張ろうね」を繰り返すほうが、お子さまの欲求も満たされたうえで見通しも立ちやすくなります。
・環境調整をする
前述のように、集中しにくいお子さまは周りの情報を無意識的に拾いすぎてしまいます。
学習する場所を変えることや、補助具を使うことで遮断していきます。
- 壁に向かって学習できる机の利用
- 個室の利用
- 用具と活用する(イヤーマフ、パーテーション(備え付けや、持ち運びのできるものもあります))
- 刺激を意図的に与えることで他からの刺激から意識をそらす(ねり消し、ハンドスピナー、スクイーズなど)
最後に
以上のような理由で勉強が嫌いになっているお子さまが教室では多く見受けられます。必ずしも別々に表面化するといったことはなく、それぞれが混じっていることも多くあります。なので支援も用具や環境などを織り交ぜて実施していきます。上記で説明したものでより詳しい説明をご希望される
今後もお子さまの様子で気づいたことがありましたらブログやgoogleマイビジネスなどを通して共有させていただければと思います。
お子さまの学習やコミュニケーションに悩みを抱えていることなどありましたら、お気軽にご相談下さい。
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