作業所就労を見据えたトレーニング:ステンドグラスしおりでたのしく手先を鍛える
オレンジスクール鶴見教室では毎月、創作活動というお子様達が集まって工作するお時間がございます。
「紙粘土マグネット」や「紙コップけん玉」といったように、毎月様々なテーマに沿って、作品作りを行っており、9月はステンドグラスしおりを作ってみました。
しおりの作り方は
- 2つ折りにした色画用紙に好きな形を描いて、ハサミで切り抜きます。
- 画用紙を開いて、片面にクッキングシートを貼ります。
- クッキングシートの上に、ちぎったお花紙を貼り付けていきます。
- 画用紙のもう片方の面にのりを塗って、折りたたんで閉じます。
- 上部に好きな色のリボンを結びます。
- しおりの表面と裏面に、装飾をしたら完成です!
好きな形に切り抜き、上手にお花紙で色を付けて、皆さん思い思いの素敵な作品を作ることができました。
今回のステンドグラスしおりと似たように、紙を手でちぎって貼り付ける「ちぎり絵」というものがあります。
こちらはリハビリ施設等でも実施されており、お子様の様々な能力を向上させる知育効果がございます。
ちぎり絵に、どのような知育効果があるか、ご紹介させていただこうと思います。
知育効果
1.指先の運動
紙を小さくちぎっていく動作や切った紙を指定の場所に貼っていく動作は細かい指先の動きが必要となります。
「つまむ」「ちぎる」といった複数の動きは手指のトレーニングとなるため、手指の発達を促すことができ、手先の器用さに繋がります。
指先を上手に使えれば、学習面では鉛筆を持ったり、生活面ではボタンを留めたりといった細かい動きも、スムーズにできるようになります。
また、指先の動きがスムーズになるだけではなく、同時に、脳にも良い刺激が入り、脳の運動野の発達も促されます。
2.集中力
紙をちぎったり、のりで貼ったりといった細かい作業は、自然と集中力が養われ、作品が難易度の高いものになればなるほど、集中力を長時間保つ必要があるため、更に集中力アップに繋がります。
こういった作業を繰り返し行うことで、集中力を身につけることができ、集中力のコントロールがしやすくなり、学習面でも役立てることができます。
3.創造力
絵を描くのが苦手なお子様でも、ちぎり絵は切って貼っていく方法なので、自由度が高く、ご自身のアイディアを表現しやすいです。
また、こういったクラフトを行うと、右脳を使うため、創造力やひらめく力を向上させることができます。
4.感覚を刺激
ちぎり絵では様々な色の紙を目にするため、視覚を刺激し、紙をちぎる際には破いていく感覚や音を感じることができ、触覚と聴覚が刺激されます。
こういった感覚刺激を受けることで、お子様の成長を促すことができます。
紙の種類
今回、ステングラスしおりを作る際には、光を通すと綺麗なお花紙を使用しましたが、ちぎり絵では他にも多彩な紙の種類がございます。
1.折り紙
折り紙はお子様にも馴染み深く、サイズやカラーバリエーションが豊富で、絵柄や模様が描いてあるものもあり、個性的な作品も作ることができます。
2.和紙
和紙は柔らかいため、握力の弱いお子様でも容易に扱うことができます。
また、様々な色の和紙を重ねて貼り付けたりと、和紙ならではの素材を活かした作品を作ることができます。
3.マスキングテープ
紙とは違って、マスキングテープはのりを使わないので、汚す心配もないため、小さいお子様でも手軽に始めることができます。
最後に
今回、ご紹介いたしましたステンドグラスしおりやちぎり絵は簡単に材料を集めることができます。
お子様とお家で過ごされる際、一緒に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
オレンジスクールでは今後も、お子様達に寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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