ケアレスミス軽減のために
皆様は提出物や試験が返却された際、本来解けるはずの問題を、うっかり間違えてしまい、減点されてしまった経験はおありでしょうか。
こういった不注意によって起こる間違いをケアレスミスと言います。
ケアレスミスには計算間違いや解答欄のずれなど、様々なものが挙あげられます。
小さな間違いではございますが、これが試験や受験となればその些細な間違いが、合否といった大きなことにも関わる可能性もございます。
今回はそんなケアレスミスについてのお話をさせていただこうと思います。
ケアレスミスが起きてしまう原因
もったいないと分かっているのに、思わぬところで起きてしまうケアレスミス。
どうして起きてしまうのでしょうか。原因について考えていきたいと思います。
〇気持ちや時間に余裕がない
焦ってしまったり、慌ててしまうとミスが多くなります。
試験など時間が限られている場合には、「時間内に…」という焦りから、プレッシャーを感じてしまい、小さなミスが生まれてしまいます。
普段の授業プリントや宿題では、あまり間違えることが無いお子様も、試験となるとケアレスミスが起きてしまうことも少なくありません。
また、適度な緊張感は交感神経が刺激され、集中力が増加しますが、過度な緊張感は思考力や判断力の低下に繋がってしまいます。
〇油断や過信
慣れた問題や簡単な問題では、きっと間違っていないだろうという気の緩みから、ケアレスミスを引き起こす要因となります。
自信を持てるということは素晴らしいことではございますが、見直しをしなかったり、見直しが甘くなってしまい、小さなミスにも気づきにくくなってしまいます。
〇字の乱れ
算数や数学といった計算問題で多いケアレスミスの要因は字の乱れです。
字が小さかったり、字を丁寧に書いていないと、読み間違えてしまい、計算間違いに繋がります。
また、自身では正解を書いたつもりでも、採点者が見間違ってしまうこともあるため、解答欄には特に丁寧に字を書くよう心掛けると良いでしょう。
〇睡眠不足や体調不良
健康状態もケアレスミスに繋がる1つの要因になります。
睡眠時間が不足していたり、体調が優れないと、集中力や注意力が低下してしまいます。
入試等の大事な試験前には十分な睡眠時間を確保し、体調を整える必要があります。
ケアレスミスをなくすために
ケアレスミスを減らすためのポイントをご紹介していきたいと思います。
〇自身のケアレスミスのパターンを知る
ケアレスミス防止する第一歩は、お子様自身でどのようなところでミスをしやすいか知ることです。
ご自身のミスのパターンを把握することができれば、次の機会から意識することができるため、同じ間違いをすることも軽減させることができます。
〇見直す時間の確保
間違いを見つけるためには、見直すことが最も重要です。
試験の際には問題を解く時間だけでなく、見直す時間を含めた時間管理を心がけましょう。
時間にゆとりができれば、解き直しや記入漏れ等、細部までチェックが可能になります。
そして、見直しでは冷静になってから、問題を振り返ることができるため、その場では解けなかった問題やミスに気づくことができます。
〇重要な部分に印をつけておく
問題で重要な部分に印をつけておくと、見直しの際に確認がしやすくなり、ケアレスミスが発見しやすくなります。
また、印をつける習慣が身につくと、問題文を注意深く確認するため、引っかけ問題にも気づきやすくなります。
〇図や途中式は書いておく
算数や数学を解く際に、途中式や図を省略して、頭の中で考えるお子様がいらっしゃいます。
しかし、こういった方法は混乱を招く恐れがあるため、書き出すようにしましょう。
視覚化することで、間違いを軽減させることができ、見直しの際にも、どういった経緯でこの解答に至ったのか確認することができます。
さいごに
ケアレスミス軽減はお子様の性格や特性によって、お時間を要するかもしれませんが、普段から意識をしていくことが大切です。
少しでも軽減ができるよう、まずは見直しを習慣化するところから、初めてみてください。
オレンジスクールでは今後も、お子様達に寄り添った支援を行ってまいります。
お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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