「朝食」がもたらすメリットについて
みなさんこんにちは。オレンジスクール鶴見教室です。
寒い日が続いておりますが、風邪やウイルスに負けずにお子さま達は元気に来所してくれています！
今回は１日を健康的で活動的に過ごすために大切な「朝食」をテーマとして
・朝食で得られる良い効果
・朝食で取り入れると良い栄養素
についてお話させていただきます。
「朝食」を食べることで得られる良い効果
「朝食」を食べることは、心身の健康のみならず、学力や体力にも良い影響があることがわかっています。
ここでは５つの効果を中心にご説明します。
①集中力が高まる
朝食を食べると、脳に必要なエネルギーが供給され、集中力が高まります。脳はエネルギー源としてグルコース（血糖）を主に使用するため、朝食で適切な炭水化物を摂ることで、午前中の勉強や活動において集中力が持続します。
②気分が安定する
私たちの脳にはセロトニンという、心の安定を保つ神経伝達物質が分泌されていて、別名「しあわせホルモン」とも呼ばれています。このセロトニンは日光を浴びるほか、食事をよくかんでいただくことでも分泌を促すことができます。
③体を活発に動かすことができる
朝、出かけるときに「体が重くだるい」といった疲労感があるのは、朝食により1日の活動に必要なエネルギーを取り入れていないからです。朝食を食べると、脳だけでなく体にも必要なエネルギーを補うことができるので、体が目覚め元気に動けるようになります。
④体温が上がり免疫力が高まる
食事をすることで体の中の消化器官が動き始め、熱が作られます。そのため、朝からしっかり体温も上昇します。体温が上がると血流がよくなり、ウイルスや細菌といった異物から体を守ってくれる免疫力も高まります。
⑤便通を良くする
朝食を食べることは、排便を促す働きもあります。これは、胃のなかに食べ物が入ってくることで大腸の動きが活発になり、腸内にある便を送り出すためです。このような腸の動きは一日に何度か生じるものですが、一日のうち朝食後が最も強く反応します。
「朝食」で取り入れると良い栄養素
基本的な栄養バランスを意識することで、1日のスタートをより健康的にすることができます。
朝食には以下の栄養素を取り入れることをお勧めします！
・複合炭水化物
全粒粉のパンや豆類、じゃがいも等の根菜に含まれる複合炭水化物は、血糖値の急激な上昇を抑え、持続的なエネルギーになります。これによって、朝の時間帯に集中力が維持され、学習にも良い影響があるでしょう。
・タンパク質
卵やヨーグルトに含まれるタンパク質は、脳の神経伝達物質の合成に必要で、注意力や記憶力を高める効果があります。また、タンパク質は満足感を長く保ち、午前中の集中力を維持することに役立ちます。
・ビタミンとミネラル
ビタミンとミネラルには、体の調子を整える働きがあります。ビタミンやミネラルが多く含まれているのは、野菜や果物です。脳の酸化ストレスから保護し、神経系の健康を支えます。加えて、 免疫機能を強化し、感染症から体を守る役割もあります。
・オメガ３脂肪酸
魚貝類の油の乗った部位に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、脳の健康に不可欠であり、認知機能の改善に関連しています。これらの脂質は脳細胞の膜を構成し、脳の情報伝達機能をサポートします。とくに背の青い魚、さば、イワシ、さんまなどにEPAやDHAが豊富に含まれています。
これらの栄養素をバランスよく組み合わせることで、エネルギーが持続し、集中力や気分も良好に保つことができます。
おわりに
ここまで、朝食がもたらすメリットについてまとめてきました。
「朝食」はお子さまの体と心を育て、学習環境を整えることに重要な役割を担ってくれます。
とはいえ、これらの栄養素を毎日取り入れるのは難しい方も多いと思います。
まずは、「朝食」を食べることを習慣化し、慣れてきたらできる範囲で「栄養バランス」についても考えてみましょう。
無理せずに自分に合った朝食を摂ることが大切です。ぜひ朝食を一度見直してみて下さいね。
オレンジスクールでは今後も、お子さま達に寄り添った支援を行ってまいります。
お子さまのこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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