「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の鶴見教室(放課後等デイサービス)

バランス感覚の大切さ

「学習時机にもたれて字を書いている」「机に肘をついていることが多い」

お子様に対してこのように感じられたことはございませんか。

これらのことは「バランス感覚」と関係しているかもしれません。

今回は「バランス感覚の大切さ」「バランス感覚を高める3つの運動遊び」について、お話いたします。


バランス感覚とは

バランス感覚の大切さをお伝えする前に、バランス感覚とはどのような感覚であるかをご説明いたします。

バランス感覚には「前庭覚」「抗重力筋」が関係しています。

前庭覚とは、視覚や触覚等と同じ感覚系で、身体の傾きや動きをキャッチする感覚です。

抗重力筋とは、重力に対して姿勢を保持しようとする筋肉のことです。

例えば、道端で段差に躓いた場面を想像してみてください。

段差に躓きバランスを崩すと、前庭覚が頭や体が傾いたことをキャッチします。

その後、脳からの伝達で抗重力筋が傾いた頭や体を元の位置に直そうと踏ん張るため、転ばずにその場をやり過ごすことが出来ます。

このように、前庭覚抗重力筋の連携でバランスを保つことができるのです。


バランス感覚の大切さ

日常生活において、バランス感覚が影響をしている場面は多く存在します。

先ほど例に挙げた「段差に躓いた場面」はもちろんのこと、立ったり歩いたりする動作を含め日常生活の様々な場面でバランス感覚は影響されています。

ブログの初めにご紹介した「学習時に机にもたれる」等、姿勢を保持することが難しいお子様の中には、前庭覚で情報をキャッチすることが難しい場合や、抗重力筋の働きが弱まっている場合があります。


バランス感覚を高める3つの運動遊び

では、バランス感覚を高めるためにはどのような方法があるのでしょうか。

ここでは、「バランス感覚を高める3つの運動遊び」をご紹介いたします。

①トランポリン遊び

トランポリンは言わずと知れたバランス遊びの1つです。

ジャンプと着地を繰り返すことでバランス感覚を高めることが出来ます。

トランポリンの上で跳ぶだけでなく、決められた場所に着地をする遊びも効果的です。

②タオル引き

二人一組で行う運動遊びです。

タオルの両端をそれぞれが持ち、綱引きの要領でお互いに引っ張る遊びです。

踏ん張る力を高める効果があります。

③バランスボールキャッチ

バランスボールやバランスディスクの上に立ち、投げられたボールをキャッチする遊びです。

バランスを取りながら動いている物を目で追いキャッチする難易度の高い運動遊びです。


さいごに

今回は「バランス感覚の大切さ」「バランス感覚を高める運動遊び」について、お話いたしました。

今回ご紹介した方法以外にも、バランス感覚を高める運動遊びはございますので、是非お子様の状況に合わせて取り入れてみてください。

また、学習中の姿勢保持については環境面でのアプローチが有効な場合もございます。

以前のブログで環境面でのアプローチについてお話しておりますので、是非ご覧ください。

お子様のこだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感、コミュニケーション等に関することで、お悩みや不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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【オレンジスクール鶴見教室】

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