褒め方のポイント
お子様とのかかわりの中で、ついつい望ましくない行動に目が向いてしまうことはありませんか?
その行動に対してきつく怒ってしまったり、どうして出来ないんだろうと、
マイナスな考え方になってしまうなんてことも、、
良い行動をお子様が取れるようになって欲しい、
という気持ちからそのような考えが生まれると思います。
そこで今回は、褒めることを意識してお子様の望ましい行動を伸ばすための、
アプローチ法をご紹介していきます。
褒めることはなぜ良いのか
褒めてもらえたという経験から、良い成長につながるとされています。
主な効果は2つあります。
①自己肯定感が高まる
幼児期にたくさん褒めてもらうことが出来たお子様は、
身近な大人に褒めてもらえることで自己肯定感が高まっていきます。
「ありのままの自分を受け入れてもらえた。」
「自分は愛されているんだ」
という認識から、自信や安心感を得ることができます。
自己肯定感が高まったお子様は、
活動意欲が高く、チャレンジ精神が旺盛になっていきます。
また、自分の周りの人に対して優しくし、大切にしようとする気持ちに繋がっていきます。
②褒めてくれた人との信頼関係を築くことができる
身近な大人に褒めてもらえたことで、
「自分をちゃんと見てもらえている」
「自分のことを認めてもらえている」
と実感することが出来、その人に対して信頼が高まっていきます。
信頼関係を築くことが出来れば、日々の生活を安心して過ごすことが出来ます。
また、信頼している大人の言葉は、届きやすく、受け入れやすくなるという効果があります。
褒め方のポイント
①名前を呼んで褒める
名前を呼ばれないと、お子様は「自分が褒められている」認知出来ないことがあります。
「○○くん」などと呼び、こちらに意識が向いたところで褒めると伝わりやすいです。
②すぐに褒める
ワーキングメモリが弱いお子様は「あとで褒めよう」としても忘れてしまいます。
必ず素早く、端的に、その瞬間に褒めることを意識すると良いです。
③具体的に褒める
「話を聞く姿勢を作ることが出来ていて、すごいね」
「元気に挨拶が出来て、素敵だね」
など、何に対して褒めているのかを具体的に伝えることで
お子様も「これが良い行動なんだ!」と認識出来るようになります。
また、結果に対してだけでなく過程に対しても褒めるようにしましょう。
「あきらめずに最後まで走って、頑張ったね」
「読める字が多くなって、すごいね」
と、お子様が頑張ってきたことに対して褒めることで、
「見ていてくれていたんだ」という気持ちにも繋がります。
結果だけを褒めてしまっていると、結果が全てだという気持ちが出来上がってしまうかもしれません。
「失敗してはいけない」という気持ちから、
チャレンジ精神も育ちにくくなってしまう可能性があります。
④「望ましい行動」を言葉にする
問題行動や望ましくない行動をとってしまうお子様に対して
「走っちゃだめ」などの「注意」や「指導」を伝える事が、とかく多くなりがちですよね。
お子様に、より望ましい行動をしてほしい時には、
「歩いて取りに行こうね」
「手をつないで歩こうね」
などの、行なって欲しい行動を言葉で伝えることで、行動が取りやすくなります。
褒める時のチャンス
集中している時や、意識をせずに行なっていることに対して褒めたとしても、
何を褒められているのか、理解出来ないことがあります。
そこで、お子様が良い行動をしている時に、声を掛けると良いタイミングがあります。
お子様が「望ましい行動」を行った直後に、こちらを気にする素振りが見られたら、
そこが「褒めるタイミング」です!
目が合った=褒める
ということを行なうことで、「やってよかった」とお子様が感じることが出来ます。
まとめ
当教室では、プリント課題が出来た時には花丸をつけることや、
何か出来たことに対して「ハイタッチ」をして喜びを分かち合う時間を設けています。
それにより、
「やってよかった」
「相手が嬉しそうにしている」
「次もやってみよう」
という気持ちが芽生え、良い行動が継続できるようにしています。
そして、当教室を安心出来る場としてお子様に認識してもらい、
色々なことに自信をもって挑戦できる環境を整えていきます。
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達
支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。