良好な関係を築くために
こんにちは!オレンジスクールピコ溝ノ口教室です。
少しずつ暖かくなり、春の訪れを感じる季節となりました。
4月になると学年が一つ上がり、過ごす場所や周りのお友達等環境の変化が出てくるかと思います。
今回は環境の変化の中で、他者と良好な関係を築いていくために大切なスキルについてお話します。
距離感をつかむ
人にはそれぞれ『パーソナルスペース』があります。
人と接する時に、自分の意志で相手との距離を取っており、その間にできる空間がパーソナルスペースとなるのですが、
この距離の近さは、自分と相手との関係性によって変わります。
発達障害をお持ちのお子様は、このパーソナルスペースを理解することが難しく、対人トラブルに繋がってしまうことが少なくありません。
トラブルを防ぐためにも、距離感を身につけることはとても大切なことです。
距離感をつかむためのポイントをいくつかご紹介します!
★距離をとる際の目安を明確にする
『手を伸ばした時(前ならえをしたとき)にぶつからないところ』を試してみたり、
紐に目印をつけて実際に伸ばして距離感を確かめてみたりすると距離感を体感できます。
★自分と相手の関係性を整理する
『家族、友だち、先生、知らない人』等、身近な人は具体的に名前を挙げながら考えます。
それぞれとの親密度を視覚的に分かるような教材を使用して確認すると、目に見えない関係性、親密度について考えやすくなります。
★自分がしたいことが出来る相手を考える
何を誰とするのか、相手を考えます。
ここで大切なことは、お子様の気持ちを尊重することです。
「近くにいたい」「ハグをしたい」そういった気持ちが見られた時はその気持ちを認めて、家族間では可能な範囲で叶えてあげること、家族以外では必要に応じて代替案を提示することが大切です。
ハグではなく握手やハイタッチ等の代替案を方法として知っておくことが本人の気持ちを尊重しつつお友達との関係も良好に築くポイントになります。
声の大きさを調整する
場所や状況に合わせて声の大きさを調整することも大切な対人スキルの一つです。
ピコ溝ノ口教室では、声のものさしの教材を使用して学習を実施しています。
数字と動物を用いて声の大きさを表現するとイメージしやすくなります。
また、場所や場面にあわせて適切な声量を考える学習も取り入れています。
声量が不適切だと感じた際に、
「今はお部屋の中だから2(ねずみ)のお声で話そうね」
「先生(お母さん)と同じくらいの声で話そうね」等具体的に声量が分かりやすい声掛けをしてあげると効果的です。
おわりに
季節の変わり目や環境の変化があるタイミングでは、気持ちの乱れが出やすくなります。
ご家庭でのスキンシップがお子様の安心材料となり、気持ちを落ち着かせるきっかけにもなります。
普段より甘えが多いなと感じた際にも、突き放し過ぎず、ぜひスキンシップをとりながらお話をしてみてください!
現在通所中の方も、今後療育を受けたいとお考えの方も、お子様の伸ばしたい力、苦手なことなどいつでもお気軽にご相談ください!
オレンジスクールピコではお子さまの発達段階や、認知特性に合わせた支援をご提案させていただきます。
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。