聞く力を伸ばすために ~part1~
「一斉指示を聞くことができず、立ち歩いてしまう」
「指示理解が難しい」
これらの困りごとやお子さまの行動には「聞く力」が関係していることが考えられます。
11月は幼児期の「聞く力」を育むために出来ることをピコでの実践内容も踏まえながらご紹介致します!!
1回目は「話を聞くということ」、2回目は「指示理解」についてお話をします。
話を聞く姿勢を学ぼう
まず、話を聞く姿勢がどのようなものであるかお子さまに教えてあげることが必要です。
こちら側のアプローチとしては、
- 集中できる環境設定を行う
- 「今から先生がお話をします」と伝え、話をする人が誰なのかを明確にする
- 子どもと目線を合わせる(注意を向けてもらう)
などといったことが有効です。
環境設定
ピコでは教室内の掲示物をなるべく少なくすることで、視覚からの刺激を減らす工夫をしています。
人は視覚・聴覚の両方に様々な刺激を受け、その情報を脳内で処理しています。
視覚刺激を最小限にしてあげることで、耳から得る情報に集中することができるのです。
こちらに注目してもらう
普段私たちが会話をする際には、意識せずとも相手の顔を見て話をしているかと思います。
その初めの段階として、小さなお子さまには
「今から誰がお話をするのか」を
話の内容の前に伝えてあげる必要があります。
また、話をする際には目を合わせることも大切です。
話をする相手に注意を向けさせ、目線をしっかりと合わせたうえで
お子さまとコミュニケーションを取ったり、指示を出してあげてください!
絵本の読み聞かせをしよう
絵本の読み聞かせは、「聞く力」を育てるために有効な手段です。
ご自宅で毎日決まった時間やタイミング等で、少しの時間でも絵本の読み聞かせを継続してみてください。
はじめは最後までお話を聞くことが難しかったお子さまでも、徐々に集中できる時間が伸びていき、
気付けばお子さまの方から内容について質問があったり、本を読むことが大好きになっていたり・・・!!
溝ノ口教室でも、療育の最後には必ず「絵本の時間」を設けています。
絵本の時間のお約束を確認し、最後までお約束を守って聞くことができると、スタンプを押すことができます。
このような形でお子さまの「できた!」「がんばった!」という成功体験を大切にしながら、
集中力の強化につなげていくことができるようにしています。
まとめ
以上「話を聞くこと」についてお話をしました。
幼児期から「聞く力」を」育てることはとても大切なことですが、
お子さまの話を聞く力を育てるうえで、
周りの大人の方がお子さまの話を聞いてあげることもとても大事なことなのです。
ぜひ、たくさんお子さまとお話をしてコミュニケーションをとってください!!
次回は話を聞くことの次のステップである、「指示理解」についてお話をします。
お子さまのご様子で気になることがございましたら、いつでもお気軽にオレンジスクールピコにお問い合わせください^^
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児童発達支援 オレンジスクールピコ 溝ノ口教室
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高津区(久本・坂戸・末長・北見方・諏訪・溝口・下作延)・宮前区・中原区・多摩区 「知能×社会生活能力」の発達支援により、入学・就学前の準備にむけて、子どもが苦手としている能力の成長を促す発達支援を提供いたします。