見る力を鍛える~ビジョントレーニング~
人は「ものを見る」ために、視力だけではなく様々な機能を使っています。
見たいものに視線やピントを合わせること、見たものを脳で処理すること、形や色を見分けること・・・などなど。
「ものや人にぶつかることが多い」「手先が不器用」
「集中して見続けることが苦手」
そういったお子さまの中には、視力が良くても「見えづらさ」を感じている場合があるかもしれません。
そこで今回は、視覚機能を向上させるためのビジョントレーニングについてご紹介いたします!!
ビジョントレーニングとは?
ビジョントレーニングとは、視覚機能(見る力)を高めるためのトレーニングのことです。
「視覚機能」は
入力(目で映像を捉える)→情報処理(見たものを認識する)→出力(見たものに合わせて体を動かす)
ことの3つのプロセスに分けられます。
- 入力 ・・・眼球運動
- 情報処理・・・視空間認知
- 出力 ・・・眼と身体の協応
といった、見る力に必要な機能を鍛えるための具体的なトレーニング方法についてご紹介いたします!!
①眼球運動
私たちがものを見ようとするとき、眼球は無意識のうちに素早く動いています。
眼球運動のトレーニングを行うことで、
動いているものを目で追う力や板書とノートを交互に見て書き写す力、大勢の中から特定の人(もの)を探す力などを鍛えることができます。
・数字探し
数字の描かれたカードを床にバラバラにして置きます。散らばった数字を1から順番にタッチしていきます。
タッチすると同時に数字を声に出して読むことでかずの学習も同時に行うことができます。
②視空間認知
目で捉えた映像が脳へと送られ、それが何であるかを認識する働きを「視空間認知」と言います。
トレーニングによって、
形や色を識別する力、ひらがなや漢字などを正確に覚える力、ものや人との距離感を把握する力などを鍛えることができます。
・グリット点つなぎ
見本と同じように点をつないで図形や線を描いていきます。
見本を見ながら手を動かすので、図形を把握する力のほかにも眼と身体の協応が必要となります。
③眼と身体の協応
眼で得た情報を脳で判断し、身体に指令を出すことによって、わたしたちは身体を動かすことができます。
トレーニングによって、
巧緻性(手先の器用さ)や模倣力などを鍛えることができます。
・リングタッチ
4つのリングの中から、指示を出されたリングに素早くタッチをします。
始めは指差しでの指示、慣れてきたら言葉での指示、さらには「青、赤、緑」というように連続した指示を出していくなど
徐々に難易度をあげていきます。
また、色での指示ではなく、上下左右の指示を出して行うことも可能です。
まとめ
今回は溝の口教室で実践している内容とともに、ビジョントレーニングについて簡単にご説明させていただきました。
就学に向けてお子さまに身に付けて欲しい力も鍛えることが可能なので、是非ご家庭でも実践してみてください!!
【お知らせ】
オレンジスクールピコ溝ノ口教室の詳しいカリキュラム内容に関しては、新ホームページのブログにてご紹介しております(^▽^)/
また、今後も新ホームページにて様々な情報を更新していきますので、ぜひご覧ください!
オレンジスクールピコではお子さまの発達段階や、
認知特性に合わせた支援をご提案させていただきます。
今回ご紹介した内容以外にも、一人ひとりに合わせた支援を実践しています。
お子さまのご様子で気になることがございましたら、
いつでもお気軽にオレンジスクールピコにお問い合わせください^^
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