様子言葉を習得して表現力を豊かに♪
今回は<様子言葉の習得>についてです。
様子言葉とは「大きい」「小さい」「長い」「短い」などの形容詞のことを指します。
幼児期の言葉の習得と言えば、物の名前(名詞)を覚えることが第一歩として挙げられますが、次の段階では物の名前だけではなく、様子言葉を豊かにすることでお子さまの表現力も豊かになると考えられます。
それでは、どのようにして様子言葉を習得し表現力を豊かにしていけるのでしょうか?
実際にオレンジスクールピコ東戸塚教室で取り組んでいることなどご紹介していきたいと思います。
遊びの中での声掛け
様子言葉の習得を目指しているお子さまには、遊ぶ際に様子言葉を意識的に使いながらお話をするようにしています。
例えば、積み木遊びにて、お子さまとどちらが高く積み上げられるか競争をするとします。
その中で…
指導員「Aちゃんと先生どっちが高く積めたかな?」
Aちゃん「Aちゃんの方が大きいよ!」
指導員「ほんとだ!Aちゃんの方が高いね!先生は低いね!」
このような会話をしています。
Aちゃんは「高い」を「大きい」と言ってしまっています。Aちゃんのように「高い」「長い」「太い」などすべてを「大きい」と言ったり、反対に「低い」「短い」「細い」などを「小さい」と言っているお子さまは多いです。
そのようなお子さまには例のように、正しい表現に直して応答するようにしています。
繰り返し行うことで、聞いたものを真似して「高いよ!」と自然とお子さまの口から出てくるようになっていきます。
プリントで様子言葉の学習をすることもありますが、遊びの中で具体物を使いながら確認し実際の様子と言葉が頭の中で、より結び付きやすいよう意識した声掛けをしています☆
私は誰でしょうクイズ
私は誰でしょうクイズとは、あるお題を決め、それに関するヒントからお題はなにかを当てるゲームです。ヒントをなるべく様子言葉で表すようにすることで、様子言葉の定着を図ります。
例えばお題が<バナナ>だとしたら…
指導員「私は黄色いです。細長いです。甘いです。さて、私は誰でしょう?」
Bちゃん「う~ん…黄色だからレモン?」
指導員「惜しい!もう一回言うね。私は黄色くて細長いです。味は甘いです。」
Bちゃん「わかった!バナナだ!」
指導員「正解!黄色くて細長くて甘いのはバナナだね!」
このように、指導員がお題のものになりきってヒントを出しています。このゲームは様子言葉をある程度習得してきたお子さまと一緒にやってみると盛り上がりますよ^^
こちらが問題を出した後は、反対にお子さまが問題を出す方に挑戦してみることで様子言葉のアウトプットをすることができます。様子言葉を使ってお話をするという経験を積むことで、言葉での表現力をより豊かにすることが出来ます☆
ちなみに、このゲームは想像力や聞く力なども鍛えられるため、様子言葉だけではない視点からも療育としておすすめです♪
まとめ
今回は、お子さまの表現力を豊かにするために大切な様子言葉についてお話しました。
様子言葉に限らず、お子さまはご家庭での生活経験などから語彙のほとんどを得ると言われています。今回、ご紹介した方法はご家庭でも簡単に取り入れられるものだと思いますので、ぜひお試しくださいね^^
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