「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日のピコ東戸塚教室(児童発達支援)

板書を書き写すためには

こんにちは。オレンジスクールピコ東戸塚教室です。今回は、<板書>についてお話したいと思います。

小学生になると、先生が黒板に書いたものをノートに書き写すことが必要ですが、書き写すことはとても大変な作業になります。

 

黒板を見て、書いてあることを一時的に覚える。

視線をノートに移して、記憶したことを書く。

再度黒板に視線を戻して、新しい部分を覚える。

板書を書き写すことは、これらの作業の繰り返しになります。

 

板書を書き写すことが苦手なお子様は、

・ノートに書くことに精一杯で授業についていけない

・時間内に書けないことで自信を失う

等の困りごとが大きくなってしまうことがあります。

 

また苦手と感じる原因の一つにワーキングメモリの低さがあります。ワーキングメモリが低いお子様は、

・単語や文をまとまりで覚えることが苦手

・黒板から視線を動かした時に覚えた情報を忘れてしまう

というような困りごとが出てきてしまいます。

 

ワーキングメモリについて

ワーキングメモリとは、何らかの作業を行なう際に、必要な情報を一時的に記憶、処理する機能のことで「作業記憶」とも呼ばれています。

ワーキングメモリの容量が低いと、記憶しておける数が少ないという傾向があるので、「忘れ物が多い」「話の内容が覚えられないので会話がかみ合わない」ということがあります。また、勉強に集中できなかったり、先生の問いかけに答えられなかったりすることもワーキングメモリの低さが要因の場合があります。

このようなことが原因で、授業についていけなく学力が低下したり、人間関係がうまくいかない状況になったりすることもあります。

 

ワーキングメモリを鍛えよう

ワーキングメモリを鍛え、一度に記憶できる情報量を増やしてあげるトレーニングをすることで、板書での困りごとが軽減すると思います。

それではワーキングメモリを鍛える効果が期待できる遊びをご紹介します。

 

*後出しじゃんけん

大人が先にじゃんけんを出し、それを見て勝てるじゃんけんの手を出してもらうゲームです。目に入ってきた情報を保存し、それに勝てるじゃんけんを判断して返すことになるため、楽しみながらワーキングメモリを鍛えることができます。慣れてきたら、負けるじゃんけんの手を出してもらう、あいこになるように出してもらうと工夫しても良いですね。

*魚釣りゲーム

当教室でSSTの時間に行なった、指導員が伝えた数字の魚を釣ってもらうゲームです。伝えられた数字を覚えて、目で探して、釣るという複数の作業を行う必要があります。徐々に伝える数字を増やしていくことで、記憶する力を伸ばしていきます。

 

まとめ

当教室でも年長のお子様の学習で板書を書き写す練習を行なっています。まずは見本を近くに置いて書き写してもらい、回数を重ねるごとに徐々に見本の位置を遠くにして書き写してもらっています。繰り返し行なうことで慣れてきて、一度に覚えて書き写すことができる文字も増えていきます。

ハードルを下げてあげること、「できた」経験を積めるようにすることが大切です。少しでもできたら、しっかりと褒めてあげることも忘れずに、楽しく行なえると良いですね。

就学前の不安が少しでも軽減できるように、これからも様々な取り組みを行なっていきたいと思っています。

 

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