オレンジスクール

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2019-12-19

視覚優位と聴覚優位

近頃、ますます寒い日が増えてきていますね。

今年も残すところ2週間になりました。残りも元気よく過ごしていきたいですね。

 

ところで、皆さんは目から得た情報と耳から得た情報のどちらが頭の中に残っているでしょうか?

その答えは人によって様々であると思います。

それは私たちが普段接しているお子様一人ひとりにも当てはまることであり、支援する上で視覚優位か聴覚優位かを知ることは大変重要になってきます。

また、発達障害を抱えた人は視覚優位か聴覚優位のどちらかが極端に表れやすいと言われております。

今回は視覚と聴覚についてお話したいと思います。

 

視覚優位の特徴

視覚優位とは目から得た情報の方が頭に入りやすい人のことを指します。

目から得た情報をインプットするのが得意とされるのもこちらのタイプです。

反対に、耳から情報を得るのが苦手な場合が多く、聴覚情報があまりに多すぎると頭が混乱してしまうこともあります。

そのため、聴覚情報が常に飛び交っているような授業のような場では苦手さが顕著に表れることがあります。

ルールや決まり事をいくら口を酸っぱくして言い聞かせても、なかなか守ってくれないケースの場合も

その子が視覚優位である可能性があります。

視覚優位である場合、ひらがなの読みの部分に苦手さを持っていることがあります。

ひらがなをまとまりとして読むのが苦手であったり、拗音(きゃ・きゅ・きょ等、小さい「や・ゆ・よ」を含む音)や撥音(にんじん等「ん」を含む音)が苦手であることが多いです。

漢字を部首で覚えている事が多く、似たような漢字を誤って書いてしまうこともあります。

 

 

視覚優位型の支援

視覚優位の子に対して、口で言い聞かせるのはあまり効果的でない可能性があります。

そこで大切なのは支援の視える化です。

これはやって欲しいことを言葉にするのではなく、絵や文字に表して伝えることです。

一日のスケジュールやルールなどを絵や文字にすることで、視覚からの理解に繋げる狙いがあります。

これらは以前、ブログでも紹介した時間の構造化に取り入れられています。

開いたシステム手帳のイラスト

学習時に関しては、覚えたい箇所や大切な場所にマーカーを引くのも効果的です。

また何かをインプットしたい時にはなるべく聴覚刺激が少ない場所を選ぶのも有効です。

 

聴覚優位の特徴

こちらは、視覚優位とは反対に、耳からの情報の方が頭に入りやすいことがあります。

言葉を耳から覚え、知識として学習していくのが得意とされています。

その反面、人の顔を覚えるのが不得意なところがあり、それゆえコミュニケーションが苦手であったりします。

音に敏感な所もあり、関係ない音が聞こえてくるとそちらに気を取られ、集中が欠けてしまうことがあります。

学習面では、似たような別のひらがなを書いてしまったり、文章を読む際に読む段落を間違えてしまったりすることがあります。

また複雑な形の漢字の書き取りが苦手なこともあります。

 

聴覚優位の支援

聴覚優位であると口頭での指示の方が理解しやすいとされています。

口頭指示の場合でも、複数の指示を一度に出したり、途中で指示を変えたりせずに具体的に伝えてあげるのが良しとされています。

また、耳からたくさんの情報を得ており、誰に話しかけられているかわからなかったりします。

その為、お話するときは目と目をしっかり合わせて話すことも大切です。

会話をする親子のイラスト(お母さんと息子)

学習面では教科書やノートを音読したり、語呂合わせやリズムで覚えるのが効果的です。

活動の終わりなどにはタイマーなど音が出るものを使って知らせてあげるのも良い方法です。

そして、抽象的な言葉は使わずに具体的な言葉を使うことを意識することも大切です。

 

 

視覚優位も聴覚優位も、大事なことは端的でわかりやすいことです。

本人にとって「わかりやすい」や「やりやすい」と感じる支援を心掛けていきたいと思います。