「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の小岩第2教室(放課後等デイサービス)

折り紙で遊ぼう

こんにちは。オレンジスクール小岩第2教室です。

梅雨らしいジメジメとした日が続いたと思えば、夏を先取りしたかのような暑い日が連日で訪れ、体調を崩しやすい時期となってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は、小岩第2教室の遊びの活動の中でも、年齢を問わず高い人気を誇る『折り紙』を楽しむ子どもたちの様子をご紹介します。

折り紙で育まれる力

折り紙をしっかりと折るために必要な力には、

  ◎手指を思いどおりに動かす『手指の巧緻性』

  ◎操作側の手と補助側の手の『両手の協調性』

  ◎注意を持続させて集中して根気よく取り組む『注意力・忍耐力』

  ◎目で得た情報をもとに手(身体)の動きを合わせる『目と手の協応力』

  ◎平面から立体を作り出す過程で培われる『空間認識能力』

などがあることはよく知られています。

上記は、書字を安定させるためにも役立つ力ともなり、一方ではボールを上手にキャッチするために欠かせない力ともなります。

発達障害や学習障害のお子さんは『空間認識力』に不得意ことがあり、図形問題の苦手さに加え、漢字の組み立て方がわからず独特の認知で分解して書字してしまうことがあります。それらの不得手が見られるものの、会話でのコミュニケーションをそつなくこなせる場合、話を通して内容理解が出来ていると思われてしまうかもしれません。一見すると、出来ることと出来ないことの差が大きく感じられることで、『出来るのに(理解しているのに)怠けてやらない子』として誤解されることがあります。批判的な見方に晒され続けることで自己肯定感の低下に繋がってしまう可能性が出てきます。

自信をなくしてしまい、学習自体に抵抗感を持つお子さんも少なくない中、遊びながら自然と手先の器用さが上がる折り紙は、まさに申し分がない知育玩具であると言えます。

教室での折り紙あそびの様子

小岩第2教室には『折り紙マスター』『折り紙の達人』がたくさんいます。

ただ、全員が最初から折り紙が上手で得意だったわけではありません。

最初は簡単な折り紙からスタートし、徐々に腕をあげて難しい折り方の本をクリアしていき、今では自信をもって「得意だよ!」と宣言できるまでの技術を身につけています。まさに『達人は一日にしてならず』です。

思ったとおりに折れず、何度も悔しい思いをしながらも、指導員や他のお友達の助けを得て折り上げることを繰り返し、ぐんぐん上達していくのです。

ある折り紙マスターの一人であるお子さんは、入室時、真っ先に棚の折り紙コーナーに新しい折り方指南の書が追加されているかどうかをチェックしに訪れます。

そして「新しい折り紙の本が追加されてる!」と顔を輝かせ、「学習が終わったらやろうっと! 何を折ろうかなぁ?」とワクワクしながら自席についています。

折り紙を大切に扱ってほしいため、枚数のルールを定めていますが、子どもたちはしっかりとルールを守って遊ぶことが出来ています。

熟練度が上がって上手になると、たくさんの作品を作るために、より難易度の高い小さい折り紙で折り上げることに挑戦するお子さんも多いです。

「(15cm四方の)大きい折り紙を自分で4分の1に切るのが一番お得だから、小さいのは使わないよ」と工夫して遊ぶお子さんもいます。

こちらは、小岩第2教室の折り紙マスターの一人が、通常の2分の1の小さいサイズの折り紙で完成させた『アーケオプテリクス』(始祖鳥)。

難しい折り方でしたが、諦めずに辛抱強く取り組み、出来上がった作品を手に顔を輝かせながら指導員に見せに来てくれました。

手のひらにちょこんと乗るサイズがとても可愛らしいです。

小岩第2教室の折り紙コーナーです。

折り紙の本は色々な難易度のものを揃えていますが、たくさん掲載されている中には子どもひとりでは難しい折り方もあります。

折り方でわからない所があると、子どもたちは指導員に援助要請をしたり、時にはお友達同士で頭をつき合わせてあれこれ折り方を試行錯誤したりしながら、ひとつの作品を折り上げています。仲間同士で互いに折り方を相談しあい、それぞれが歩みよりながら助け合う姿を見せてくれます。

また、本の折り方どおりにそのまま折るだけではなく、基本の折り方をもとに子どもたちが自分でアレンジしてパワーアップさせた作品も折り上げており、そのオリジナリティと創造性は本当に素晴らしいです。

最近、教室の一画に、紙風船を折り上げたものに耳や翼をつけて顔を描いた可愛らしい作品を置く『ご自由にどうぞ』コーナーが誕生しました。

折り紙作品を作る側とお客さん側、どちらも大変嬉しそうな笑顔が溢れています。

ただし、何事にもルールは必要。指導員と子どもたちとで相談し、

  ◎作り手側は『箱の中に入りきる分量の作品をつくる』

  ◎お客さん側は『お一人様一個まで』 『潰したりしないで優しく扱う』

上記のルールをあらかじめ定めた上でコーナーを設けました。とても盛況を博しています。

まとめ

今回は、教室の折り紙遊びの様子をご紹介しました。

お子さんの成長に様々な発達を促す力を、お子さん自身の「かっこいいもの・かわいいものを折り紙で折り上げたい」という好奇心で、楽しみながらぐんぐん伸ばしていくことの出来る折り紙遊び。ご家庭でも是非一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。

オレンジスクール小岩第2教室では、遊びを通してお子さまの成長をサポートしています。

ご興味のある方は見学・相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。(N.O)

放課後等デイサービス オレンジスクール小岩第2教室

【TEL】03-5876-8790

【FAX】03-5876-8791

【MAIL】orangeschool.koiwadai2@gmail.com

【アクセス】京成線江戸川駅 徒歩3分

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