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オレンジスクール

今日の小岩第2教室(放課後等デイサービス)

今日の小岩第2教室(放課後等デイサービス)地震・二次災害(火事)想定の避難訓練

地震・二次災害(火事)想定の避難訓練

こんにちは。小岩第2教室です。

新しい1年が始まりました。
本年が皆様にとって幸多き一年となりますようお祈りいたします。

本日は、昨年11月28日に実施された避難訓練の様子をお伝えいたします。


地震の二次災害で火事を想定

今回の避難訓練は、『集団支援中に地震が起き、隣家より火事が発生した』という想定に基づき行いました。

まず、訓練の前に【集団支援の時間に避難訓練を行う】旨を予め児童に説明します。

地震と火事では隠れ方が異なる点について、ホワイトボードにイラストを掲示して児童に質疑応答を行うと、

高学年の児童から「地震は机の下に隠れるんだよね」という声が上がっていました。

今回は「地震の後、隣の家から火事が起きた」という想定で行うことも伝えると、どの児童も耳を傾けて集中して聞いています。

訓練開始

17時、指導員が「地震です。今すぐ机の下にもぐってください」と大きな声で伝えると、児童はみな自席の机の下に潜り込んでいます。

次に、全員が隠れたことを確認した指導員が再び「火事です。今すぐ避難をしてください」と大きな声で伝え、児童が机の下から出て来たところで指導室の入口ドア前に集まってもらい、二列で整列した状態で次の指示を待ちます。

ここで、ヘルメットを児童一人一人に渡し、仕組みを説明しながら装着の練習をしました。

その際、本当の地震の時には落下物から頭を守るためにヘルメットをかぶるけれども、今回の訓練で移動する際にはかぶらない旨も説明しています。

疑似消火活動

今回は『地震の二次災害として隣家より火災が発生した』という想定のため、指導員が消火器をホワイトボードに向けて疑似の消火活動を実施します。

ここでもお喋りをしたりふざけたりする児童はおらず、指導員の話を注意深くきいてくれました。

『避難訓練は遊びではない』『実際の地震で危険な目にあわないように、避難の仕方を練習している』ということを理解できている様子が窺えます。

煙を吸わないような移動方法の訓練

指導室入り口ドア前に集まった児童に二列に整列してもらい、点呼を取ったあとは、いよいよ避難場所へ向けての移動をする訓練に移りました。

火傷に次いで火事で恐れるべきなのは、火災で発生する『煙』であると言われています。煙には有毒ガスである一酸化炭素が含まれており、一酸化炭素中毒で命を落とす方がたくさんいるためです。一酸化炭素は高濃度となり天井へとたまっていき、やがて床近くまで充満します。

そこで、『火災で発生した煙をなるべく吸わないで避難する』練習として、指導員が「移動中は火事の煙を吸い込まないように口をハンカチか手や袖で覆いながら低い姿勢で移動します」と伝え、児童に見本を見せます。この際、ハンカチを持参している児童は自分のハンカチを使いました。

こうして、避難場所へ向けての移動を開始しました。

低学年の児童は指導員と手を繋いで一緒に移動しましたが、前回と比べると不安な気持ちから声をあげたり泣いたりすることはなく、落ち着いた様子で流れに沿って行動することが出来ています。

教室の外に出てからは、車や自転車に気をつけながら二列になって道路の左側を歩きます。

指導員がライトで足元を照らし、児童がつまずいたりしないよう指導員が声掛けをしながら3分~4分程度歩くと、前回と同じ避難場所である『小岩の森公園』へと到着しました。

避難場所到着・点呼

公園に着いたところで、整列をして点呼を取ります。

晩秋の『小岩の森公園』には、木の実や落ち葉など、興味がひかれるものも多数ありましたが、到着後すぐの段階で『公園のものには手を触れない』ことをを伝えると、どの児童も手を伸ばさずにその場で待機してくれました。

教室へ戻り訓練終了

点呼が終わると、列を整え直し、二列でもと来た道をみんなで戻ります。

前回もそうでしたが、行きよりも帰りのほうが動きが素早く、かつ落ち着いて歩くことが出来ています。

教室へ着き、教室長から今回の訓練の総評を伝えて避難訓練は終了しました。

(総評として、今回の地震火災想定の説明から小岩の森公園への往復、そして総評までに掛かった時間がおよそ10分だったことと、

説明を聞く際、移動する際、点呼を取る際、そして教室に戻ってきた際にも、みんなが静かに話をよく聞いてくれていたことに感謝を伝えています。

また、素晴らしい参加姿勢であったことに加えて、実際に災害に直面した際には、冷静に指示を聞けることが、みんなの命を守るために一人ひとりが出来る協力であることをお話しました。S.R)


まとめ

今回の避難訓練は『地震のあとに二次災害で火災が発生した』という想定でおこなっています。

『火災で発生した煙をなるべく吸わないで避難する』練習として『ハンカチや袖や手などで覆う』『身を低くして移動する』という動きが新たに加わりましたが、どの児童も指導員の指示をよく聞いて適切な行動をとることが出来ていました。

こうして避難訓練を重ねていくことで、不測の事態に不安を感じやすい児童であっても、流れに沿って行動ができるように徐々に変化していきます。

実際、前回は不安で声をあげていた低学年の児童が、今回は騒ぐことなく落ち着いて皆と一緒に行動できていたことが、訓練を繰り返し行うことの大切さを物語っていました。

また、地震の二次災害は火災だけではなく、津波・地割れ・土砂崩れ・液状化現象・ガス・水道等のライフライン断絶など、多岐に渡ります。

いざという時に焦らず避難できるよう、児童はもとより指導員自身も防災意識を高めて備えていきます。

オレンジスクール小岩第2教室では、年に2回の避難訓練を実施予定です。

今後も様々な想定で訓練をおこない、お子さまの安全を守れるように心がけてまいります。(O.N)

放課後等デイサービス オレンジスクール小岩第2教室

【TEL】03-5876-8790

【FAX】03-5876-8791

【MAIL】orangeschool.koiwadai2@gmail.com

【アクセス】京成線江戸川駅 徒歩3分

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