「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の小岩教室(放課後等デイサービス)

今日の小岩教室(放課後等デイサービス)「愛着」関係で子どもたちを理解する

「愛着」関係で子どもたちを理解する

こんにちは。オレンジスクール小岩教室です。

 

毎日雨が続いていますね>< 昨年はコロナの影響で中止されていた学校のプールが少しずつ始まっているようですが、悪天候のため開催できない日もあるようです。梅雨が明けたら、思いっきり楽しめるいいですね!

 

 

今日のブログでは、「愛着関係」の形成についてご紹介いたします。

 

愛着関係って?

 

子どもの発達・成長していく要素はさまざまですが、その中に愛着(アタッチメント)という特定の養育者との関わりを経て情緒的な基盤を作る関係性があります。

 

子どもにとっての「安全基地」というものになりますが、これはポジティブな感情を変えてくれる「安心感」でもあり、ネガティブな感情から守ってくれる「安全感」のどちらにも対応しうるものなのです。

 

 

たとえば、転んでけがをしてしまった3歳の男の子。泣きながらお母さんに駆け寄りしがみついている。お母さんは「痛かったね~」と慰めてくれています。この場面で男の子は「痛み」という負の経験をしたため、「安全基地」であるお母さんのもとへ行き、ポジティブな感情に変換してくれています。これが「安心感」のイメージです。

 

 

また、初めて見る人物に遭遇した3歳の女の子。とっさにお父さんの後ろに隠れます。お父さんは「大丈夫だよ」と声をかけています。この場面で女の子はいわゆる人見知りの状態で相手が分からないから「怖い」「不安」というネガティブな感情を経験しています。こちらもまた「安全基地」であるお父さんが「守ってくれる」と知っているからの行動なんですね。これが「安全感」のイメージです。

 

この「安全基地」の形成が上手くいかないと、年齢に不釣り合いな行動・感情の判断/善悪の区別が困難になる、など不適応な行動が見られることもあります。

 

安全基地は広げていける

 

幼少期の養育者は主に両親となっていますが、子どもは成長によって生活・活動する場所がどんどん広がっていきます。そういった環境の変化に伴って、学校の先生・習い事の先生、友達や親戚などの誰もが安全基地になる・なれる可能性があるのです。もちろんわたしたちのような放デイの指導者も同様ですね^^

 

 

これを自分自身で上手く広げていくことで、日常的な行動をする上で安全基地の人を思い浮かべるようになります。「これをやったらお友達が喜んでくれるかも・・・^^」という情緒的な面から行動を選択したり、逆に「これをしたらお母さんが悲しむかも・・・」など善悪の判断ができるきっかけにもなりうるのです。

 

オレンジスクールでは、学習支援をメインに支援をしていますが、そういった情緒的な面のサポートや支援もしていけるよう、関係性作りや個別理解を促進していきたいと思います。

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