目の前のものに手を伸ばしてしまう子の支援
こんにちは、オレンジスクール東戸塚第3教室です。
新年明けましておめでとうございます。
今年も一人ひとりのお子様にあった支援ができるよう、精進してまいります。
さて、大人も子供も集団で生活していく中で、文房具やおもちゃなどの物をみんなで使用する、個人のものを貸し借りすることが多々あります。
そういった時に「あれ、私が使っていたハサミがない」「いま僕が使っているのにな…」となることがあります。
目の前にあるものに手を伸ばしてそのまま使ってしまう、それにはどんな背景があり、どう支援していけばよいのでしょうか。
今回は「目の前にあるものに手を伸ばしてしまう子の支援」についてです。
目の前にあるものに手を伸ばしてしまう背景は?
目の前にあるものに手を伸ばしてしまう背景には以下のようなことが考えられます。
・目の前のものを衝動的に手にしてしまう。
・貸し借りのやり取りが身についていない。
・誰かのものであるという認識がない。
どうやって支援していく?
・「使っちゃってごめんね、ありがとう」等、持ち主や使っている人に謝ることや感謝を伝えるを教えていく。
・「ハサミ貸して」「(貸してくれて)ありがとう」など、貸し借りの際のやり取りを練習する。
・持ち物に名前を書くことやシールを貼るとこで、自分の持ち物への意識を高める。
・他の人のものを使っていることに周りの大人が気付いたら「これな誰のものかな?」と自分の持ち物に意識を向けてもらう。
他の人のものを使ってしまうお子様への対応も重要ですが、集団活動ではそれぞれの活動範囲を区別できるように距離をとることや、机上の整頓も大切になっていきます。
また、物を使われてしまったお子様や周囲のお子様には「うっかり使うこと、誰にでもあるよね」と許す雰囲気作りや、改めて物の貸し借りについてのルールの確認を全体で行うと良いでしょう。
最後に
「目の前にあるものに手を伸ばしてしまう」ことをなくすには1度や2度ではなく、繰り返し支援を行うことで自分のものを使う習慣がついてきます。
また、できたことを褒めることも大切です。
例えば
・その場にあるものではなく自分のものを手に取ることが出来たら褒める
・勇気を出して「貸して」や「ありがとう」が言えたら褒める
褒めることで、「自分のものを使うこと」や「一声かけること」への意識を高めることや、認められた安心感を得ることができます。
ぜひご家庭でも、お試しいただけたらと思います。
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お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・じっとしているのが苦手
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
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