「療育×学習」「療育×発達」により、一人ひとりに寄り添った支援・教育を行います。

オレンジスクール

今日の東戸塚第3教室(放課後等デイサービス)

メモを取ってみよう

 こんにちは、オレンジスクール東戸塚第3教室です。
 学校や仕事の場に限らず、普段の生活の中でも、メモを取る機会は誰にでもあることだと思います。例えば「明日の授業で使う持ち物」「かかってきた電話の内容」「夕食に使う食材」のように、忘れないようにするためには、書いて残しておくことが有効な手段の一つだといえます。今回は、そんな「メモをとること」についてのお話です。

■ メモを取ることの難しさ

 普段から当たり前のように行っている人も多いことではあるものの、メモを取ることに対して苦手意識を持つ人も少なくはありません。それには、メモを取るという行為が、聞くことと書くことを同時に進めなければならない、マルチタスクを求められるものであることが関係しています。
 聞くというインプットの行為と、書くというアウトプットの行為に加え、その間には考えるという行程も含まれます。そのどれかに集中することで、別のどれかが疎かになることへと繋がってしまうのです。また、集中力が続かないことや、短期記憶の弱さ、単純に書くことが遅い等も、その要因へとなります。

■ 教材の紹介

 当教室では、支援のために「先生のお話を聞いて、質問に答えよう」というオリジナル教材に取り組んでいます。こちらは指導員が読み上げるお話を聞きながらメモを取ってもらい、最後に三つの質問へと、自身で書いたメモを見ながら答えてもらうという形式のものになっています。

 実際にメモを取ろうとすると、方法や手順へのこだわりや、途中を飛ばしてしまうことへの抵抗感から、文章を一言一句違わずに頭から書き残そうとしてしまう人もいます。そういった場合には、要点だけを書き抜いた例を示すことによって、全てを書かなくても大丈夫だという安心感を与えられるようにしています。
 また、同じ形式の教材に繰り返し取り組むことによって、慣れが生まれ、何をどのように書き残しておけばいいのかが少しずつ分かるようになっていきます。 

■ 終わりに

 メモを取るためには、まずはそのやり方を学んで、慣れることが大切です。きちんと内容が伝わるメモを残せるようになれば、自身の生活の助けにもなるため、是非身に付けて欲しいスキルの一つだともいえます。
 また、伝える側の工夫としては、視覚的な支援を取り入れることが有効です。それでも、口頭で伝えざるを得ないという状況では、要点を絞り短文で明確に伝えることを意識するとよいでしょう。
 教室では、今後も個々の苦手意識に合わせた支援を行っていきたいと思います。

参考文献:月森久江(2018年)、『発達障害のある子のケース別サポート実例事典』、株式会社ナツメ社

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放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚第三教室
【TEL】045-392-4121
【MAIL】higashitotsuka3@orangeschool.jp
【お問い合わせ】 放課後等デイサービス オレンジスクール 東戸塚第三教室(横浜市戸塚区品濃町543-2つるや第2ビル2階)
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東戸塚第三教室の半径2Km以内には、東品濃小学校・川上北小学校・品濃小学校・平戸小学校境木小学校・川上小学校・名瀬小学校・平戸台小学校・秋葉小学校・柏尾小学校があります。
自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。

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