時刻表の学習
こんにちは!オレンジスクール東戸塚教室です。
じめじめとした梅雨の期間も終わり、もうすぐ夏休みという時期になりました。これからしばらくは暑い日が続きますので、こまめな水分補給と室温管理で体調に気を付けていきたいものです。
さて、オレンジスクール東戸塚教室では【学習・自立支援】を重要な一側面としてとらえ日々の活動を行っております。そのため教科の学習だけでなく、より生活に直結する学習内容を取り扱うこともあります。
その中で今回は、バスの時刻表の学習についてご紹介していきたいと思います。
時刻表学習の前提
時刻表は独特なつくりをしているので、まずは表の見方を知ることが前提となります。特におさえてほしいことは、端に時間が書かれていて、その行に何分かが書かれているということです。普段目にする時間の表記とは異なるので、表を見て時間がわかるということが時刻表学習の第一歩です。また多くの場合、平日と土日祝日で列を区切って表記されていることも知っておく必要があります。
時間の計算
実生活でバスを利用するときに考えなければならないこととして、
①「何時のバスに乗ることができるか」
②「何時のバスに乗らなければならないか」
の二つに焦点を当てていきます。実際に使用しているプリントで学習方法をお話していきます。
①「何時のバスに乗ることができるか」
時刻表を使った時間の計算はいくつかの時刻や時間を使って計算しなければならないので、頭で考えるだけでは難しいことが多いです。そこでこのプリントでは、わかっている情報を図に書き入れて作業の内容を可視化し、情報を整理しながら取り組んでいきます。
⑴「何時のバスに乗ることができるか」は、家を出る時間と家からバス停まで移動するのにかかる時間がわかれば求めることができるので、それぞれの情報を図に書き入れます。
⑵そして出発時刻(8時40分)に移動時間(10分)を足して、バス停への到着時刻(8時50分)をさらに書き入れます。
⑶あとは到着時刻と時刻表を見比べることで、乗れるバスの時刻(9時)がわかります。
②「何時のバスに乗らなければならないか」
「何時のバスに乗らなければならないか」を求めるには、①のようにわかっている時間を足すだけでなく、到着時刻を考慮して逆算する必要があるので、難易度の高い問題になります。
⑴まずは待ち合わせ時間(11時15分)と、バス停から駅までは15分かかることがわかっていますので図に書き入れます。
⑵次に待ち合わせ時間(11時15分)から移動時間(15分)を引き、バスに乗らなければならない時刻を求めます。
⑶11時までにバスに乗らなければならないことがわかりましたので、最後に時刻表と見比べてバスの時間を決めます。
おわりに
ここまで時刻表を使った時間の計算についてご紹介してきましたが、実際には「到着時間に余裕を持たせる」ことも考慮しなければなりません。この点に関しては、問題の時間を調整して考えていただく機会もご用意しております。
まずは基礎となる方法を学習し、慣れてきたらより複雑な実際の状況を想定した問題に取り組んでいただくことで、自立に向けた役立つ知識や技能の習得を目指しております。
バス通学を不安に思われているお子様をはじめ、皆様に取り組んでいただきたいおすすめの学習です。