作文を書く練習
こんにちは、オレンジスクール東戸塚教室です。
新型コロナウイルスの猛威が未だ続いておりますが、東戸塚教室では消毒や換気の徹底、お子さま同士の対面を避けての机の配置などで感染予防を継続しております。
また、分散利用への皆さまのご理解とご協力のおかげもありまして、安全な環境を提供できることができております。
さて、今回は作文指導に関してお話をしたいと思います。
「なかなか作文を書きはじめられない」、「うまく文章にすることができない」といったお子さまの困りに関して、何が作文を書く上での抵抗感を生んでいるのか、それに対してオレンジスクール東戸塚教室でどのような取り組みを行なっているのかを紹介していきたいと思います。
作文が苦手な原因は?
作文をうまく書けない原因として、以下のことが考えられます。
・何をテーマとしたら良いか決められない(テーマ設定)
・頭にある情報を言葉にして書き表せない(書き言葉への変換)
・どんな内容を、どんな順番で書けば良いかがわからない(文章構成)
これら3つは実際に作文を書いている最中に発生する問題というよりは、書く前段階に頭の中でおきている問題といえます。
今回は作文での困りに関するこれら3つの要因への支援方法をご紹介していきます。
5W1Hを意識した練習
このプリントでは5W1Hを加工して①「いつ」②「どこで」③「誰と」④「何があった」⑤「何をした」⑥「どう思った」の視点から作文を書く練習プリントです。
手順としては、まず設定したテーマについてそれぞれの情報を短文で書き、①から⑥まで順番に文章にして繋げていきます。いつ起きたことなのか、この出来事に対して何と思ったかなど、テーマに対して考えることを限定しているため、何を書けば良いかということが明確になっています。
また、書く内容、順番が提示されていることから文章構成に悩むこともありません。
この練習を繰り返し行うことで作文を書く際の〈文章構成〉が定着していき、「記憶→短文→文章」と段階を踏むことで〈書き言葉に表すこと〉への抵抗が軽減していくことをねらいとしています。
絵をみて物語を作る
このプリントは提示された状況を言語化し、自分なりにストーリーを作るという教材です。自分で一からテーマを決めて書く作文よりも難易度を下げ、視覚的な情報から発想を広げて文章にする練習となっています。
テーマ設定という負担を取り払い文章を作ることに意識を集中させることで、まずは作文に対する抵抗感を無くし、登場人物の行動と感情、場面など情報を限定するとこで何を書けばよいかということをつかみやすくしています。
上記の2つの学習は文章構成と書き言葉への変換に対しての直接的な支援を目的としていますが、作文を「どのように書けばよいか」「何を書けばよいか」という型枠がわかると、テーマとなる生活の中で自身の経験したことをその枠に当てはめて考えることができるようなります。
「このテーマならうまく書けそうだ」「このテーマにしたら少し書けることが少ないかな」と判断でき、〈テーマ選定の基準〉としての役割も果たします。
まとめ
作文を書く機会は学校生活で多々あります。オレンジスクール東戸塚教室ではスモールステップを設けて一歩ずつ着実に作文への抵抗感を軽減できる支援を行っていき、お子さまの困り感を減らせるよう取り組んでおります。今後もお子さま一人ひとりが必要としている支援を考え、実施していきたいと思います。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- ・じっとしているのが苦手
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・周囲が気になり集中できない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・文章を拾い読みしてしまう・意外なことで突然癇癪を起す
・言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
・不登校で勉強が遅れている
・整理整頓が苦手
・朝の準備に時間がかかる
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
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