目で見て理解する学習ってなんだろう?①
こんにちは!
オレンジスクール藤沢第2教室です。
「何度書いても漢字を間違える」「文章を読むのが遅くて宿題が進まない」というお子さんの学習に対してお悩みはございませんか?
それは集中力がないなどではなく、脳の情報の受け取り方の特性かもしれません。
今回は目で見て理解する学習について説明したいと思います。
聴覚優位?視覚優位?
最初に聴覚優位、視覚優位についてお話ししたいと思います。
お子さんの中には耳で聞いて理解することが得意なお子さんと、目で見て理解することが得意なお子さんがいます。
人によって得意なこと不得意なことは異なります。
では視覚優位のお子さんが学習を行うためにはどのような方法で学習を進めていけばいいの?という疑問に関して取り上げたいと思います。
今回は読むをサポートする方法についてご家庭でも取り組めるものを含めて3点ご紹介させていただきます。
「読む」をサポートする方法
お子さんが「視覚優位」であることは、読むことの苦手さを克服するための大きなヒントとなります。
耳から入る情報が苦手でも、目から入る情報を整理してあげれば、理解力はぐっと高まります。
①飛ばし読みを防ぐ方法

文章を読むのが苦手なお子さんの中には、文字情報が多すぎて、どこを読んでいるのか分からなくなってしまい「飛ばし読み」をしてしまうお子さんがいます。
これは、集中力がないわけではなく、目に入ってくる情報量が多すぎるため、「どこを読めばいいのか分からない!」となってしまっているのです。
藤沢第2教室では指でなぞりながら文章を読む以外に、紙などで文章の情報を少なくする方法やリーディングトラッカーという道具を使って飛ばし読みを防ぐ方法があります。

こちらがリーディングトラッカーとなります。
リーディングトラッカーはご家庭でも気軽に作れるものですので、宿題に取り組む際に使用していただけたらお子さんの負担も減ると思います。
リーディングトラッカーを作成するポイントとして、シートはカラフルな色にすると、さらに視覚的な手がかりになります。
お子さんが「この色が好き!」と感じる色を選ぶと、学習への抵抗感も和らぐ可能性があります。
②日本語を見やすく方法

日本語は単語と単語の間にスペースを入れないため、文章をまるごと一つの大きな塊として認識するのが苦手な視覚優位のお子さんには大きな負担になります。
藤沢第2教室では学習教材に文節ごとに線を入れて区切るプリントに取り組んでいただいています。
この工夫は「読む」スピードを上げるだけでなく、「意味のまとまり」を捉える練習にもなるため、読解力の向上にもつながります。
③「音」よりも「絵」で意味を結びつける漢字の学習方法

視覚優位のお子さんは、耳で聞く音(「火ーひ」という読み方)や、ひたすら文字を書き写す練習よりも、目に入ったイメージで覚えるのが得意です。
漢字学習をするときに、漢字と漢字に関連するイラストを一緒に提示すると、漢字とイメージが結びついて覚えやすくなります。
例えば、「火」という漢字を覚えるとき、文字だけを見せるのではなく、燃えている炎のイラストとセットで提示したり、
「休」という漢字なら、人が木にもたれて休んでいる絵を文字の横に添えます。
語彙力がついてきたら、漢字をイラストだけでなく、その漢字を使った写真付きの短い例文とセットで提示すると、より深く記憶に定着します。
最後に
今回視覚優位のお子さんに活用できる読みの学習方法についてご紹介させていただきました。
お子さまによって異なりますが様々な方法を提示し、様子に合わせて学習方法を選んでいきたいと考えています。
今後も工夫をしながらひとりひとりに寄り添った支援を行ってまいります。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
・準備や時間管理が苦手
・空気がよめない
・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
・不登校で勉強が遅れている
・算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール藤沢第2教室
【TEL】0466-47-6936【MAIL】fujisawa2@orangeschool.jp
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※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。
