
日記を書こう
こんにちは、オレンジスクールあざみ野教室です。
今月は毛糸を使ったポンポンづくりを行いました!

糸をくるくると台紙に巻き付けたあとは、紐でひとまとめにして、ハサミでチョキチョキ切っていくだけで可愛いポンポンが出来上がります。
文字にしてしまうと簡単なポンポンづくりですが、それぞれの工程で、手先の動きや、次の工程に対するイメージや、こだわりなどによって苦戦するお子さまもいらっしゃいます。

お友達の動作を見て真似したり、職員と一緒に動作を行うことで、完成に向かえるように活動をしています。
今後も療育週間での活動を通して、様々な経験を積んでいけると良いですね♪
日記の難しさ
今回は日記を書くための支援についてご紹介します。

日記やお絵描きなどテーマが自由な作文課題に対して、苦手意識を持つお子さまは多くいらっしゃいます。
日記にはどのような難しさがあるでしょうか。
あざみ野教室のお子さまと日記などを取り組んだ際にお見かけした困り感を、以下にいくつか挙げてみます。
- 出来事を思い出せない
- テーマが決められない
- 主語述語のある作文が難しい
- 句読点や記号が使えない
- 構成がわからない
- 書き出しがわからない
- 適切なことばが出てこない
一文作成
こちらはイラストにあう言葉や文章をアウトプットするためのプリントです。

まずはお気に入りのキャラクターなどを通して、「○○、でんせつ」「○○、火タイプ」と、知っている知識のアウトプットを行っています。
お子さまによってはすぐ出てくる、キャラクター固有の言葉を使うことで簡単な一文を作成することができます。
好きなキャラクターを使うことで、二語文、助詞をつかった文章、様子を表すことばなど修飾語を使った文章などの練習をすすめていきます。
また少し発展すると、好きなキャラクターから離れて、行事や物語など一般的なテーマにも挑戦してもらいます。
お子さまによっては知らない場面が描かれているイラストも用意しているため、職員と話しながら、言葉でイラストを表現できるよう支援を行っています。
一言感想
場面やキャラクターの描写ができるようになったら、次は一言だけ、自分自身で思った事や感じたことを書きます。

毎月行われる療育活動週間では、発表カードを通して、頑張ったことや気に入っていることなどを記入する機会があります。
項目によっては「ない」と記入するお子さまもいらっしゃいます。
職員とのやりとりを通して、「楽しい」「大変」等、気持ちの言葉がアウトプットできるよう声掛けを行っています。
大人から「こういう時は○○って書くといいね」というヒントを貰うことで、自分自身の気持ちと言葉が結びついていくと良いですね。
構成を考えよう
5W1H
を意識した、文章作成のプリントも用意しています。
あらかじめテーマや言葉のサンプルを用意しておりますので、このシートから言葉を選ぶことで内容をイメージできるように支援を行っています。
学校や家での出来事をまずは思い出すところから始めます。
職員から5W1Hを使った「いつプール行ったの?」「だれとプールいったの?」など質問を行い、ことばを促すことで、日記を作るために必要なポイントをおさえながら文章にすることができます。
日記を書こう
自由にが難しいお子さまにとっては、難しくとらえがちな日記です。
テーマの見つけ方から始まり構成を考える力など、日記に必要なそれぞれの力をはぐくむことで、日常の小さな出来事などに注目できるよう、今後も支援を行ってまいります。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
放課後等デイサービス オレンジスクールあざみ野教室
【TEL】045-532-3738
【MAIL】azamino@orangeschool.jp
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