作文が苦手から「楽しい!」に変わる!子どもの主体性を引き出す4つの認知アプローチ
「うちの子、作文の宿題になると全然筆が進まない…」
「『楽しかったです』ばかりで、中身のある文章が書けない…」
そんなお悩みをお持ちの保護者様はとても多いです。原稿用紙を前にフリーズしてしまう我が子を見ると、どうアドバイスしていいか悩んでしまいますよね。
今回は、子どもが作文を苦手とする原因を紐解きながら、お子様のタイプに合わせて楽しく書き始められる「4つのアプローチ」をご紹介します!
子どもが作文を苦手とする「3つの要因」
〇そもそも、なぜ子どもたちは作文に苦手意識を持ってしまうのでしょうか?主な要因は以下の3つがあげられます。
①「何を書けばいいかわからない」
「楽しかったこと」「週末の出来事」など、お題が広すぎて、頭の中の引き出しから何を取り出せばいいか迷子になっています。
②「書き方がわからない」
自分の気持ちや出来事を、どのような順番で文字にしていけば「文章」になるのか、道筋が見えていません。
③「たくさん書かなければいけないプレッシャー」
「原稿用紙をすべて埋めなきゃいけない」というゴールの高さに圧倒され、最初の一歩を踏み出せなくなっています。

〇いくつかの異なるアプローチからお子様に合うものを見つけていきましょう。

アプローチ①:【心理的ハードルを下げる】まずは「短い文」で表す
3つの要因のうち、「プレッシャー」を解消するためのアプローチです。まずは「短い文(一文)だけで表す」ことから始めてみましょう。
最初から「日記」や「読書感想文」のような長い文章(原稿用紙数枚)を書く必要はありません。
- 「きょうは、あつい。」
- 「りんごを、食べた。」
これだけで大正解です。「主語+述語」の短い文が書けたら、まずは思いっきり褒めてあげてください。「これだけでいいんだ!」という安心感が、次の「書きたい」につながる大切な土台になります。
アプローチ②:【想像力を引き出す】「なりきり作文」
「何を書けばいいかわからない」を楽しくクリアできるアプローチが「なりきり作文」です。お子様が想像しやすい「大好きなキャラクター」や「身近な道具」になりきって文章を書く方法です。
【例題・アイデア】
- もしも自分が「飼っているペット」だったら?
(例:まいにち、お昼寝ができて最高だな。早くごはん食べたいな。)
- もしも自分が「消しゴム」だったら?
(例:僕が綺麗に消してあげるね!小さくなるまで使ってくれると嬉しいな。)
自分自身のことを書くのが苦手な子でも、「別のもの」になりきることで、驚くほどユニークな想像力を発揮してくれます。遊び感覚で取り組めるため、「作文って面白いかも!」と感じやすいおすすめの手法です。

アプローチ③:【視覚からヒントを得る】「絵を見てお話を作ろう」
「やっぱり書くことが思い浮かばない…」というお子様には、提示された絵(イラスト)から想像して文章を作るアプローチが効果的です。文字だけのお題よりも、イラストや写真などの「視覚的な情報」がある方が、子どもは圧倒的にイメージを膨らませやすくなります。
【練習のステップ】
- 1枚のイラスト(例:男の子がどろんこになって笑っている絵)を見せる。
- 「この男の子、何をして遊んでいたのかな?」「この後どうすると思う?」と声をかけてみる。
- 返ってきた言葉をそのまま文章にしてみる。
「どろんこで遊んだ。楽しかったから笑っている。このあと服が泥だらけになった。」といったように、絵を見るだけで次々とお話のヒントが見つかります。クイズ感覚でお子様と会話しながら進めてみてください。
アプローチ④:【パズル感覚で組み立てる】「穴埋め方式の作文プリント」
書くネタが見つかったら、「構成力の不足」を解決しましょう。いきなり白い紙に書くのが難しい場合は、あらかじめ枠組みが決まっている「穴埋め方式の作文練習プリント」を活用します。
文章の骨組み(テンプレート)を用意してあげて、カッコの部分だけを埋めていく方法です。
【穴埋めプリントのイメージ】
きょう、わたしは[ 場所 ]に行きました。
そこで[ だれ ]と一緒に[ したこと ]をしました。
一番心に残ったのは[ できごと ]です。
なぜなら、[ 理由 ]だからです。
この方式の素晴らしいところは、「カッコを埋めるだけで、自動的にちゃんとした文章が完成する」という点です。
「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、文章の「正しい順序(構成)」が自然と頭の中に染み込んでいきます。
おわりに
今回ご紹介した4つのアプローチのように、少し角度を変えて工夫してあげるだけで、子どもたちは勉強だと身構えることなく、「文章で伝える楽しさ」に気づくことができます。
「作文=面倒な宿題」から「作文=自分の気持ちを自由に表現できる楽しい作業」へ。
お子様一人ひとりの「楽しい!」を引き出し、自信を持って文章が書けるよう、私たちはこれからも全力でサポートしてまいります。

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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子様の発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
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・こだわりがあり学習にも偏りが多い
・意外なことで突然癇癪を起す
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