こんにちは。オレンジスクール小岩第2教室です。

肌に感じる風の冷たさが日に日に増し、冬の足音が聞こえてくる季節となりましたが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、11月22日の土曜日、オレンジスクール小岩第２教室で行われた地震想定の避難訓練の様子をご紹介いたします。

『シェイクアウト』という一連の行動に焦点を当てて実施しました。

【シェイクアウト訓練】とは

『シェイクアウト訓練』は、2008年にアメリカで生まれた地震防災訓練です。

地震の揺れを感じたすぐ後の安全確保行動を身につけるための訓練として、

世界各国で実施されています。

訓練の導入として、訓練の前日の11月21日 12時24分頃、

茨城県を震源地とする震度2の地震があったことを指導員が話題に出すと、

「知ってる！窓がビリビリってなった！」「最初にドンって揺れて怖かった……」

など様々な反応がありました。

続いて、

「地震がきた時に備えるために、今回は『大きい地震が起こったという場合の訓練』をおこないます」

と説明しながら、ホワイトボードに『シェイクアウト』を解説したイラストを掲示します。

　　　　　　　　引用：効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議、日本シェイクアウト提唱会議

イラストを見ながら、いざ地震がおきた時に体が揺れで倒れてしまう前に

　　①しゃがんで身を低く保つ

　　②頭を守るために机の下にもぐる

　　③そのまま揺れが収まるまでじっとして動かない

この３つの行動が命を守るために大切であることを伝えています。

次に、前回の訓練時にもおこなったヘルメットの装着練習です。

今回も、装着金具に指を挟まないよう気をつけながら、自分でヘルメットの着脱を練習します。

（※実際の地震ではヘルメットを装着したまま避難場所へと移動しますが、今回は訓練のため着脱練習のみとします）

訓練開始

最初に、指導員が「地震です。しゃがんでください」と伝えたのに応じ、

身体を低くします。

次に「すぐに机の下にもぐってください」との声に応じ、机の下にもぐりこみます。

そして、訓練の重要ポイントである『揺れがおさまるまでじっとして待つ』練習です。

「地震が続いています。まだ揺れています。机の下に隠れたまま、じっとしていましょう」

という指導員の言葉をよく聞いて、みんな机の下から出ずに待つことが出来ています。

（指導員はその間、出入り口の扉を開け、引き渡し票を含めた避難バッグを用意しています。）

そして、訓練開始から約１分間経過後、

「地震がおさまりました。皆さん、静かに机の下から出てください」

という声を合図に、ゆっくりと机の下から出て来て着席しました。

ここまでがシェイクアウトを重点とした訓練となります。

指導員の指示を聞いて、参加者全員が落ち着いて行動することができました。

続いて、教室の入口に整列し、車に気をつけながら、避難場所である『小岩の森公園』へと歩いて移動します。

低学年の児童は指導員と手を繋いで歩きました。

晩秋の小岩の森公園へと移動が完了した後、点呼を取ります。

その後は再び整列して教室へと帰り、無事に訓練は終了となりました。

まとめ

今回の避難訓練は『シェイクアウト』行動を取り入れ、

地震の揺れを感じたすぐ後の初期行動である

『まず低く』『頭を守り』『動かない』

の練習を重点的におこないました。

シェイクアウト訓練自体は1分間程度で実施されます。

『１分間、机の下から出ずにじっと待つ』…………

たったこれだけのことですが、いざ実際の地震が起きた時となると、不安や恐れからまだ揺れがおさまる前なのにもかかわらず焦って動いてしまい、落下物が頭や身体に当たって怪我をする危険性も考えられます。

『安全を確保して動かずにじっと待つ』行動が地震から身を守ることを、

今回、シェイクアウトを重点的に行った訓練によって学ぶことができました。

オレンジスクール小岩第2教室では、職員が災害場面に直面した際にお子さまの安全を守るための行動を迅速にとれるよう、また、実際に災害が起きた時にお子さまが訓練を基に速やかに一斉指示や避難指示に注意を向けて行動できるように、年に2回のご利用児童を含めた避難訓練を実施しています。

今後も様々な想定のもと訓練を行い、防災意識を高めてまいります。（O.N ）

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